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もし「死んだら臓器提供」が義務化されたら…人は救われるのか?<漫画>

コラム

「人生100年時代」が叫ばれている。いかに長く、充実した人生を過ごすかは、誰もがいずれは直面する問題だ。2010年に現在の改正臓器移植法が施行された。臓器移植を巡っては、医療技術が飛躍的に向上する一方で、臓器売買や登録患者の選定などいまだに問題や反対する団体や個人の声も多い。

 だが、いざ問題を知ろうと思っても、ハードルが高い……という人も多い。11月9日に第1巻が発売された『ドナー法 ―ある臓器移植コーディネーターの記録―』(いなずまたかし、医療監修:吉開俊一)は、現代医療が抱える矛盾点を大胆にも漫画化した話題作だ。

ドナー法

『ドナー法 ―ある臓器移植コーディネーターの記録―』(いなずまたかし、医療監修:吉開俊一)

 舞台は、医療AI・通称“プロフェッサー”の発明により医療技術が飛躍的に発達した近代日本。大規模な医療改革が行われ、新・臓器移植法=通称“ドナー法”の名の下、政府は全国民に死亡時の臓器提供を義務づけた。それから15年。医療保険省に勤務する隻眼の臓器移植コーディネーター・立浪は、1人の死が7人の生を紡ぐ世界で今日も“臓器”をめぐるさまざまなドラマに立ち会う。

 そもそも臓器提供とはどのような行為なのか? 私たちは今、臓器提供について何を知るべきなのか? そして、立浪たちは患者たちとどう向き合うのか。漫画『ドナー法』(バンチコミックス)より第1話を抜粋する。

「臓器は鮮度が命」

ドナー

ドナー

ドナー

ドナー

死んだ人の臓器を運ぶドローン

ドナー

ドナー

ドナー

ドナー

ドナー

ドナー法1: ある臓器移植コーディネーターの記録

ドナー法1: ある臓器移植コーディネーターの記録

医療技術が飛躍的に進歩した近代日本に新・臓器移植法=通称“ドナー法”が成立。全国民に死亡時臓器提供の義務が課せられた。 それから15年ーー

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