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アメリカ大統領選で覚えたい英単語。「出口調査」を何という?

コラム

 日本時間3日夜から、世界が注目するアメリカ大統領選挙の投票が始まっています。選挙に関する英語表現には、日常会話では使わない表現が多くあります。よくニュースで耳にするであろう表現をいくつか学んでみましょう。

ドナルド・トランプ

photo by Gage Skidmore

【第90回】アメリカ大統領選挙に関する英語

 大統領選挙はPresidential electionです。選挙戦はCampaignと呼ばれ、選挙活動はCampaigning。そのため、Campaignで始まる表現はたくさんあります。

 Campaign financeやCampaign moneyは選挙資金。Campaign financeは選挙資金集め、という意味でも使われますので、不当な方法で選挙資金を集めているのではないか、などという報道のときにはよく耳にします。Campaign rallyは選挙集会。大統領候補(Presidential candidates)が全米各地で開きます。このようなRalliesは、Campaign trail(選挙遊説)を通して行われます。

 このように、さまざまな選挙活動を通して国民の支持を集めようとしますが、アメリカでは国民が大統領を直接選ぶわけではありません。投票用紙(Ballot)には大統領候補と副大統領候補の名前が党ごとに書かれていて、自分が支持する候補を選ぶ方式です。

 しかし、実際には大統領候補や副大統領候補に直接投票しているわけではありません。多くの州においては、Elector(選挙人)と呼ばれる人々に投票をしているのです。この選挙人が、州の人々を代表して、実際の候補に投票します。

20人の選挙人の支持を得る必要がある

アメリカ

 これをElectoral college system(選挙人団制度)と呼びます。つまり、ある州に20名の選挙人が割り当てられている場合、1票でも多く投票を得た候補が、20人の選挙人の支持を得ることになります。

 一部の州では、獲得投票数の比率で選挙人を分け合うケースもありますが、多くの州ではWinner-take-all system(勝者総取り方式)と呼ばれるシステムを使っています。

 これまでにもいくつかの例がありますが、このシステムではPopular vote(一般投票)、つまり候補が獲得した国民からの支持票数の少ない候補が、Electoral vote(選挙人投票)では多い票を獲得することもありえます。

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