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「次期大統領」を英語でなんと言う?知っておきたい時事英単語

コラム

 ジョー・バイデン候補が勝利宣言した先日のアメリカ大統領選挙は非常に僅差でした。いまだにトランプ大統領が敗戦を認めないなか、関連した報道でよく使われている英語表現をいくつかご紹介します

バイデン

写真はバイデン氏の公式ツイッターより

【第91回】アメリカ大統領選挙に関する英語

 僅差で勝利した様子を示すのによく使われるのは、Narrowlyという単語。He narrowly won.というのは「僅差で勝利した」という意味です。Narrowは「細い」という意味。そこから「僅かな差で」という意味になります。

 逆に、トランプ大統領にとっては開票が進むにつれ、His path to victory is narrowing.と表現されていました。Path to victoryは「勝利への道」。それがNarrowになるということは、細くなるということ。勝利の可能性が低くなっている様子を示しています。

 一方的な勝利をおさめることは、Landslide victoryと言われます。これは選挙だけではなく、スポーツでもよく使われます。He was hoping for a landslide victory.といえば、「大差で勝つことを期待していた」という意味です。

共和党はRed、民主党はBlue

アメリカ 選挙

Man voting on elections in america. ©Vepar5

 今回の選挙では、選挙日当日に投票する人はトランプ支持者が多く、逆に期日前投票をする人はバイデン支持者が多いとされていました。多くの州で、期日前投票の投票用紙の開票は、選挙日当日の投票用紙の開票が終わった後に行われることになっていました。

 したがって、開票が始まるとトランプ大統領の得票が増え、その後、期日前投票の開票が進むと、バイデン元副大統領の得票が増えると予想されていました。これをRed Mirage、Blue Shiftと表現しています。

 トランプ大統領の共和党はRed(赤)がイメージカラー。バイデン氏の民主党はBlue(青)。共和党の得票が多く見える様子を、赤い蜃気楼、と呼んでいたのです。逆に開票後半になると民主党の得票が進みますから、「青へのシフト」と表現されました

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