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コロナ禍で内定先が音信不通に…月収5万の同人作家になった24歳の悲劇

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新型コロナのせい? 会社は音信不通に

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「でも、3月に会社から連絡がなく、そのまま連絡がつかなくなってしまいました。近年は『荒野行動』など中国発のゲームも人気ですが、就職予定だった会社の主業務は、中国のゲームを日本版にすることでした。なので、新型コロナで本国がダメージを受けたせい? とも思いましたが、確認もできません。でも、求人サイトからその会社が消えたのだけはわかっています」

 新型コロナで内定取り消しが話題になってはいますが、音信不通になるとは……。崇史さんは現在、どのように生活しているのでしょう?

「警備のアルバイトを続けていますが、5~6月に現場で新型コロナ感染者が出たので、一時期はその仕事もなくなりました。それに、予定されていた同人誌の販売イベントもすべてなくなってしまい、今年はオンラインだけで販売。新型コロナ以前から同人誌専用のWEBサイトに出品していますが、売り上げは昨年比で3分の1程度になっています。

 今の月収は、5万~6万円くらい。貯金を切り崩しながら生活しています。警備のアルバイトもなくなってみて、毎月収入があることの大切さを改めて感じました。今もゲーム会社で転職活動を続けていて、ちょうど選考段階の会社があります」

 新型コロナで人生設計が狂ってしまったものの、崇史さんが夢のゲーム制作に携われる日も近いのかもしれません。

<取材・文/阿形美子>

1994年生。大学卒業後、フリーの編集・ライターとして活動中。底抜けの飲んべえゆえ酒ネタが多いが、インタビューやモノ記事、カルチャーネタなどもカバーする。Twitter:@agata_yoshiko

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