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「ふるさと納税」今年もお得な返礼品が!まずは制度をおさらい

コラム

 一度やってみると思いのほか簡単で毎年欠かさずやっているという人が多い「ふるさと納税」。総務省が2020年8月に発表した調査結果によると、昨年度のふるさと納税の受入件数は約2334万件、受入額は約4875億円にものぼります。

ふるさと

※イメージです(以下同じ)

 コロナ禍の今年も、お得な返礼品はたくさん出ています。ふるさと納税で地域を応援しながら、自宅で美味しいものを味わってみたいという方は、今年ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ふるさと納税の基本や押さえるポイントを紹介します。

ふるさと納税はなぜお得?

「ふるさと納税」は「納税」という言葉がついていますが、実際には自治体への「寄付」です。

 自治体に寄付をすることで、自治体からは、寄付をしてくれたお礼として、地域の特産品などの返礼品が贈られてきます。さらに、ワンストップ特例申請または確定申告をおこなうことで、寄付した金額の中から、2000円を除いた額が、翌年の住民税から控除されます

 確定申告をしている方の場合、所得税の還付と住民税の控除が適用される場合があります。つまり実質2000円で豪華な食材や体験、各地の特産品などを受け取ることができるお得な制度なのです。

 寄付をする自治体は、自分の出身地である必要はありません。自分がお世話になった地域や行ってみたい地域、欲しい返礼品のある地域など、好きな自治体や返礼品を選ぶことができるのも魅力ですよ。

お得に活用するための重要なポイント

ポイント

 ふるさと納税は、税金の控除が受けられることからお得だといわれますが、税金の控除が受けられる金額には上限があります。

 ふるさと納税がお得になる年間の寄付の上限金額は、納めている税金の金額によって決まります。寄付の申し込みをする前に、自分が年間でどれくらいの金額の寄付ができるのか確認を行いましょう。

 家族構成と年収からおおよその寄付の上限金額を調べることができます。例えば、会社勤めをしている年収300万円で独身の方の場合、年間約28000円までの寄付であれば、実質負担2000円でふるさと納税ができます。詳しくはふるさと納税ポータルサイトなどに早見表が載っていますので、参考にしてみてください。

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