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銀行・信金業界「風通しのよさ」ランキング。りそなHDは2位、1位は…

ビジネス

「銀行、信金」業界の特徴

銀行

※イメージです

 前回の記事で扱った「総合商社」の場合、どの会社も商圏が「日本および、仕入れ先の国」となっているため、あまり大きな差が出ませんでしたが、今回の「銀行(都市・信託・政府系)、信金業界」の場合は各企業の商圏によって、クチコミの内容が分かれました。

 そして、外資系やメガバンク・政府系金融機関など日本全国を商圏にするタイプの企業であっても、総合商社と比べると平均年収が200万円低いケースもあり(三井住友銀行)、就活生にとって魅力を感じにくい状況でした。

 また、メガバンクを中心に人員整理計画の発表が続き、学生の中では「入社したとしても自分の職が無くなるかもしれない」という危機感が強くなっているものと推察されます。実際、メガバンクと言われる三井住友銀行はクチコミ総合ランキングで3位に入りましたが、三菱UFJ銀行は15位、みずほ銀行は52位という結果でした。

 一方、地方銀行・信用金庫は「地元で働き続けたい」というモチベーションで志望されるケースが多く、外資系やメガバンク・政府系金融機関を志望するモチベーションとは根本的に異なります。

 また、地方銀行・信用金庫は「その地域のリーディングカンパニー」として扱われる傾向があるので、そこで働く人も必然的にそのような自意識を育むことになります。いずれにせよ、各人に合う体質の企業を見つけて、長く働いていけることがもっとも良いことだと思います。本稿がご自身の希望業界分析の際に参考になれば幸いです。

<TEXT/アラートさん(@blackc_alert) 協力/OpenWork[オープンワーク]>

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