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職場で“大事にされる人”になる5つの原則。若手社員こそ「根回しを使え」

学び

2:スキルや経験よりも大事なことがある

 あなたは、何を意識して働いていますか? 仕事にも慣れ、後輩が入ってきて、もはや新人ではないと見なされるようになり、スキルアップに力を入れている人も多いと思います。

 私も20代半ばの頃は、経験を多く積むことと、スキルを高めることを意識して仕事をしていました。社内外の勉強会などにも積極的に参加し、将来のキャリアを考えて、業務とは直接関係のないコミュニティーにも顔を出し、どこでも通用するポータブルスキルの開発を目指していました。

 しかし、いくら経験を多く積んでも、スキルを高めても、それらはあくまでも手段でしかありません。仕事を進める上で最も大切なことは「上司や顧客の期待に応える」というマインドです。私がこのことに気づいたのは、転職して経営コンサルタント(サラリーマンとして)になってからのことでした。

 仕事の真の目的は顧客や会社、上司など、あなたにとってのクライアントからの期待に応えることであり、それなしにキャリアは開かれません。「やり方」はいつでも学べますし、そういう情報やコンテンツは世の中にたくさんあります。ですが、上司や顧客の期待に応えるという「あり方」を確立することで、同じ経験をしても、同じ学習をしても深さが違ってくるはずです。

 これが今後、あなたがビジネスパーソンとして一気にステップアップするために大事なスタンスなのです。

3:「人事評価」は成長のツールである

チャート 人事

 あなたは、人事評価を前向きに捉えていますか? 半年間、あるいは1年間の成績である人事評価結果を上司にフィードバックされた時に一喜一憂していませんか。

 人事評価とは、「社員の評価期間における活動や活動した結果が、上司の期待を超えているか、そうでないかを確認する」ための仕組みです。決して社員の人格などを査定するものではありませんので、残念な結果になったからといって、落ち込む必要など全くありません

 逆に、人格は素晴らしくても貢献できてない人の評価は低くなるのは当然です。この結果が報酬や配置(人事異動)、業務のアサイン、教育などに活用されますが、組織への貢献度に見合った公正な扱いをするためにも必要なことなので、上司は結果のフィードバックには苦心しています。

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