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月商1.2億円がゼロに!バーレスク東京の、たくましいコロナ対策を聞く

ビジネス

どうせなら感染予防もおもしろく

バーレスク

冷却スプレーを背中に噴射。火照った体が一気にクールダウンされる

 また、バーレスク東京は地下2階にあるが、換気のために現在は防火戸の扉を開放して営業しており、扇風機なども使って店内の空気を常に入れ替えている。

「外からの空気が入ってくるのでエアコンMAXでも少し暑いんですが、キャストをプリントした冷凍ミニタオルや、火照ったお客様の体を冷却スプレーでクールダウンさせるサービスも始めました。

 新規感染者数もそうですが、次亜塩素酸水が良いとか、ダメとか、やっぱり良いとか、とにかく日々すごいスピードで更新される情報に対応するのが大変で。本当に効果があるかどうかわからないけど、とにかく感染予防に関してはもう『余計なくらいやる』のがひとつコンセプトですね。いま、ショーでお客様と密着するような演出は全部やっていませんが、どうせなら感染予防もおもしろくやりたいと思っています」(真野氏)

安心・安全の可視化を徹底

バーレスク

冷凍庫で冷やされるミニタオル。購入する人も少なくないとか

 ソーシャル・ディスタンスを保つため、1体30万円のリアルドールを席に配置することも計画中。タンクを背負って消毒液などを広範囲に散布する背負式噴霧器も購入し、ショーの演出に取り入れる予定というから、なんだかたくましい。

「エンターテイメントを提供する人間として、営業再開するときに一番大事なことは1にも2にも安心・安全だと思ったので、安心・安全の可視化は徹底しています。営業再開直後はお客様よりもスタッフの人数のほうが多いような状況もあり、かえってお店を開けて赤字になる心配もありましたが、開けないことには始まらない。最近は3分の1くらいには戻ってきました。普段は1日3回のショーで毎回120人は入る箱なのでまだまだ寂しいですけどね」(内藤氏)

 ライブハウスなど箱もののエンタメは厳しい経営環境が続いているそうだが、バーレスク東京ではライブ配信やチェキの販売は現在も継続中で、ライブ配信プラットフォームから1週間1000円で毎日お店のショーを見られるサービスも展開。それらの売上は好調なようだ。

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