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月商1.2億円がゼロに!バーレスク東京の、たくましいコロナ対策を聞く

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自粛中に通常の3倍稼いだキャストも

チェキは概ね1500円で販売されている(バーレスク東京公式サイトより)

 これまでコンセプトや世界観にこだわったショーに注力してきただけに、当初はブランディングなどの面からライブ配信やチェキ販売について抵抗もあったそうだが、「想像以上の手応えを感じた」と、内藤氏は語る。

「毎月最低でも30万〜40万円稼ぐ子たちなので、やはり30万円くらいは補償したいということで始めましたが、チェキは心のこもったメッセージを一人一人に宛てて渡せるのが非常に良かったみたいで。ほとんどの子の収入は少し落ちた程度。

 チェキの利益はほとんどそのままキャストに渡しているんですが、なかには1回の配信でチェキ100枚とか売る子もいて、自粛中に通常営業の3倍稼いだ子までいます。そういう意味では少し格差もできてしまいましたが、アドバイスなども適宜行いつつ、普段お店に貢献しているのに休業中に大きく収入が下がってしまったというキャストには運営側でも補填しました」

ファンからマスクの差し入れが

バーレスク

キャストに消毒をしてもらう担当編集

 現在、63人の女性キャストが所属しているが、もともと昼の仕事などと掛け持ちで働く女性が少ないこともあり、休業期間にお店を辞めた女性はほとんどいないという(2020年7月時点)。

 6月5日からは人数制限を設けるかたちで営業を再開。席数を通常の半分に減らし、出勤するスタッフの検温などのほか、客への検温・手指の消毒も入店時に行っている。マスクのない客へはお店で用意したマスクを配布してくれるそうだ。

「5000枚くらいのマスクを善意で送ってくれるファンの方もいて、ありがたく活用させてもらっています。3月半ばに次亜塩素酸は100ケース、アルコールは薄めて使うタイプなんですけど一斗缶で30缶仕入れました。緊急事態宣言以降、新規で注文はしていませんが、今のところストックは十分です」(真野氏)

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