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糖質制限中に摂ってはいけない「100%ジュース、根菜、栄養ドリンク」

暮らし

糖質制限しても意外と摂っている!?

野菜ジュース
 昨今の「糖質制限」ブームで、ご飯やパンなどの炭水化物やスイーツなどの甘いものを避ける人がいます。ただ、そういう方でも血糖値を調べると高く出ていることがあります。かぼちゃ、じゃがいもなどの根菜や清涼飲料水を頻繁に口にしているケースです。

 かぼちゃは煮物サイズにカットした大きさ(50グラム)で9グラム、じゃがいも1個(100グラム)は16グラムの糖質です。食物繊維が含まれている分、血糖値の上昇はゆるやかになりますが、摂取する糖質量は変わりません。

 甘味のついたジュースや炭酸飲料は、コップ1杯で20~25グラムの糖質を含みます。野菜や果汁100%ジュースも同様です。実態は食物繊維を取り除いた糖質ドリンクです。栄養ドリンクも同様に、糖質が20グラム前後含まれています。

 清涼飲料水や栄養ドリンクの多くは「果糖ブドウ糖液糖」という。血糖値を急上昇させる甘味料が添加されています。短時間に大量の糖質を摂取することで血糖値スパイクを起こすので、血糖値に問題がある人はもちろん、健康体の方でも常飲は望ましくありません。

 ビジネス同様に、病気にならないように先手を打って対処する、客観的なデータに基づき、自身の健康管理をおこなうことが理にかなっています。

 毎日がやる気とエネルギーに溢れ、仕事の生産性を最大限に発揮し、人生のコストパフォーマンスを最大化する健康状態を手に入れたいと望むならば、今すぐに思考を切り替えて、染みついたあしき食習慣を上書きする必要があります。

※本記事は、満尾正著『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』内容をもとにアチーブメント出版が構成、執筆したものです

<TEXT/満尾正>

【満尾正】
満尾クリニック院長。医学博士。ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経た後、日本で初めてのアンチエイジング専門病院「満尾クリニック」を開設。著書に『40代からの太らない体のつくり方』(三笠書房)、『若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣』(主婦の友社)など多数

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