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糖質制限中に摂ってはいけない「100%ジュース、根菜、栄養ドリンク」

暮らし

 糖質は脳のエネルギーになると言われているので、糖質制限をすると不健康になるのではないかと言われることもあります。

不健康

※イメージです(以下同じ)

 ハーバード大学が2018年に発表した、炭水化物摂取量と死亡率との関連を調べた研究によると、極端なカロリー摂取をしていない1万5428人の成人男女を対象に、平均25年間、食事内容と生命予後との関係を調べた結果、炭水化物からの総エネルギー摂取が50~55%の群がもっとも死亡リスクが低いことが判明しました。

 これは1日の摂取カロリーを2000キロカロリーとした場合、200~250グラムの糖質量になります。茶碗一杯の白米の糖質は約50グラムなので、朝昼にごはんを食べて、夜はおかずのみにすれば大体150グラム程度になります。現代食は糖質過多で、またデスクワーク中心で、運動の習慣がない人であれば、この程度の糖質量をおすすめします。

 一方で、もっとも死亡リスクが高かったのが。炭水化物摂取70%と40%の郡でした。炭水化物は多すぎても少なすぎても健康リスクを増やすのです。食べる投資と同じくらい重要な「食べない投資」について、日本初のアンチエイジング専門クリニックを開設した、満尾正医師の著書『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』(アチーブメント出版)より紹介します。

食事が集中力低下を引き起こす理由

食事

 糖質摂取量が多くなると、高血糖状態が長く続くことになります。日本人は欧米人に比べて血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌量が少ないと言われており、同じ糖質量でも高血糖になりやすいのです。

 血糖値が急激に上がると、下げるためにインスリンが分泌されて、血糖値は下がり始めるものの、インスリンの影響は血糖値が下がったあとまで残るため、数時間経つと必要以上に血糖値が下がる「低血糖状態」になってしまいます。

 これは思考力・集中力の低下や、からだのだるさなどを引き起こします。

食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術

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あなたの心身を生涯守り、最大のリターンである「ハイパフォーマンス」を得るための「食べる投資」をアンチエイジング専門クリニックを開設した医学博士が伝授

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