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社員9人で上場した社長が語る「寝たきり状態だった2年間」

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ベンチャー企業のギラギラした野望との違い

――それが今の社名の由来なのですね。

池田:そうですね。その後、tenki.jp事業を日本気象協会と共同運営するなど、事業が大きくなるにつれて別の会社を作った方が良いだろうと判断し、今の会社を設立しました。

――ベンチャー企業の社長や若手起業家のギラギラした野望とは少し違いますね。

池田:たしかに、「会社を作って、たくさん儲けてやる!」という考えは昔からあまり強くありませんね。もちろん、常に利益を追求していますが、これから先に求められることや必要なことに投資をして、コミットしていくことを重視しています。

 今回の上場もそのひとつで、社会的インフラとして「tenki.jp」の価値を高めて確立するために必要な手段だったからこそ、決断しました。

正社員9人で上場。少数精鋭で年間40億PV

池田洋人

――上場時には正社員数にも注目が集まりました。

池田:正社員は9人。役員を含めると1 4人の体制です。「tenki.jp」の運営のほか、有料アプリ「登山天気」なども運営しています。SEOや広告など、やるべきことは多いですが基本的に全ての業務を内製化しています。

 気象予報メディアはデータの蓄積がとても重要。プロフェッショナル集団として発展するには、自分たちで経験を蓄積することがとても大切だと考えています。

――少数精鋭で事業を展開するコツはありますか?

池田:どの規模の会社にも言えることだと思いますが、「組織の影になる社員をつくらない」ことです。組織は平面ではなく地球儀のような球体で、こちらが光を当てて見ているつもりでも、影に隠れてしまう人も必ず生まれてしまいます。

 だからこそ、上司や役員がしっかりとその人の働き方や能力を見て正しく評価し、それを共有することが重要なのではないでしょうか。

 また、少数だからこそ「家族の理解や親好」を深める機会はなるべく設けるようにしています。家族同伴で上場の鐘を鳴らした会社はそう多くないと思います(笑)。

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