横浜の新名所、京急ミュージアムが開館。中川家礼二「夢のよう」
京急全線をほぼ網羅した「京急ラインジオラマ」
京急全線をほぼ網羅した広大なジオラマで、「品川・都心エリア」、「京急蒲田・羽田空港エリア」、「横浜・みなとみらいエリア」、「横須賀・三浦・葉山エリア」、「上大岡・金沢文庫エリア」、「京急川崎エリア」を忠実に再現した。そこにHOゲージの京急車両が駆け抜ける。幼児が眺められるよう、高さも配慮されている。
2代目1000形(京急では「新1000形」と称す)KEIKYU YELLOW HAPPY TRAINの模型は先頭車にカメラを搭載しており、2代目800形(2019年6月引退)の運転台で操作体験もできる。1回100円で、操作時間は約3分。すべて品川から運転開始する設定になっており、終了後は品川まで自動回送される。
速度計は120km/hまで出せる。実際の2代目800形はMAX100km/hなので、ある意味、シュールな光景といえよう。
鉄道シミュレーション
1回500円。入門コース(1種類、幼児向け)、初級コース(2種類)、中級コース(3種類。以上、一般の方向け)、上級コース(3種類、レールファン向け)が用意されている。採点も出るという。
車両は2代目1000形の試作車(ステンレスの塗装車体の模様)。京急職員の話によると、営業線で走行したキャリアがなく、車両メーカーが管理していたという。役目を終えたため、京急が前面部分のみを譲受し、「鉄道シミュレーション」として陽の目を見ることになった。
運転席の後方は“セミクロスシート”で、側窓には車窓の映像が流れるので、待ち時間も退屈しないだろう。