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FacebookとLINEの認証提携は要注意「個人情報ダダ漏れ」を防ぐには

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 2019年12月、Facebookのサーバーから約2.7億人の個人情報が流出したことが報じられた。流出した情報は大部分がアメリカ人ユーザーのもので、すでに全数がハッカーの手に渡ったと見られている。

フェイスブック

※画像はイメージです

 総数が2.7億人というのだからスケールが違う。2018年の統計では、アメリカの総人口はおよそ3.3億人。Facebookを使っているアメリカ人なら、ほぼ当確に近い高確率で「流出データ」に該当していることになる。さらに昨年9月には4億人分以上のFacebookアカウントとリンクした電話番号が、流出している。

 当のアメリカ人は怒っているようだが、流出したデータがアメリカ中心だったということもあり、日本ではこの話題は早いうちに立ち消えとなった。

Facebookを使わない日本の若者

 日本におけるFacebokの月間アクティブユーザー数は、2019年4月時点で約2600万人。日本人の5人に1人が使っている計算になるが、17年4月には約2800万人いたので、すでに減少局面に差し掛かっていることが見て取れる。

 Facebook利用者のボリューム層は40~50代だ。60代のユーザーも多く、その数では20代を上回っている。したがってbizSPA!フレッシュ読者の世代には、「Facebookにはあまり馴染みがない」という人が多いのではないだろうか。

 かつて「mixi」を筆頭に、「2ちゃんねる」「魔法のiらんど」「学校裏サイト」などが話題になっていた頃、インターネットやSNSには「若者の隠れ家」という性質があった。しかし現代のFacebookにその役割はまったくなく、「全体公開」の設定でタイムラインに何かを投稿すれば、父親・母親世代の目にも留まることになる。

 Facebookの勧める通り、素直に「勤務先」を記入している場合、会社の上司に見られている確率が大だ。いわゆる「個人情報流出」とはわけが違うが、これもFacebookのリスクのうちに数えてしまっていいだろう。

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