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FacebookとLINEの認証提携は要注意「個人情報ダダ漏れ」を防ぐには

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SNSの明日はどうなっていくか?

個人情報

 2019年4月、「Google+」がサービスを終了した。これはGoogleが創設したSNSで、AKB48やその姉妹グループの情報発信にも使われたが、ユーザー数は思わしいようには増えず。デジタル世界の筆頭企業であっても、SNSの構築がうまくいくとは限らないことが明らかになった。

 日本ローカルのSNSとしてひとたび覇権を握ったmixiも、「足あと」機能の廃止やスマホ対応への遅れなどが重なり、2010年代に大きく低迷。かつてのmixiのユーザー層は現在、Facebook・Twitter・LINEに分散している。

 運良く「勝ち組」となり得たFacebookだが、個人情報の流出以外にも、政治に関するフェイクニュースの拡散が問題視されるなど、その足元が揺らぐ事件が相次いでいる。日本はオンラインコミュニケーションに関して比較的先進的な地域であり、その日本でシェアを減らしていることは、Facebook退潮のひとつの象徴かもしれない。

 Facebookに完全に取って代わるようなサービスが存在するのかといえば、まだその全貌は見えない。しかしインターネットの世界は日進月歩だ。いずれ「GAFA」の玉座から「F」が退く日が来たとしても、さほど不思議なことではない。

<TEXT/ジャンヤー宇都>

「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆

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