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正しい敬語、使えてる?ビジネスで覚えておくべき「5つの型」

学び

 知っているようで意外と知らない社会人マナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりますよ!

ビジネス

※イメージです

 今回は「敬語の使い方」について。人財育成や企業コンサルティング、研修、講演や、メディア出演、NHK大河ドラマなどのマナー指導なども行い、28万部の『お仕事のマナーとコツ』(学研)、『かつてない結果を導く 超「接待」術』(青春出版社)など国内外で85冊以上もの著書、監修本もある西出ひろ子氏に、現場で使えて役立つビジネスマナーについて話を聞きました。

 敬語を使用するときには、どのようなマナーがあるのでしょうか? みなさんも一緒に考えてみてくださいね(以下、西出ひろ子氏の話)。

敬語の基本は「5つの型」にあり

 敬語は多種多様なビジネスパーソンと良好なコミュニケーションを図るために、欠かせないマナーのひとつです。

 そもそも敬語は、相手に対する敬意を言葉で表現するもの。ですから、適切に用いることが求められますし、言い回しひとつで相手に失礼な言動となります。その結果、不評をかってしまうこともなきにしもあらず。仕事を円滑に進められるように、正しい敬語をマスターしましょう。

 日本語の敬語には「5つの型」があります。ビジネスのシチュエーションに応じて使い分けます。

尊敬語と、謙譲語その1

ビジネスマン

1. 尊敬語
 敬意を表したい相手の行動、状態、物事を高めて表現し、敬う気持ちを表す言葉。相手を主語にして考えます。

■「尊敬語の具体例」
社長が見る→社長がご覧になる
お客様が言う→お客様がおっしゃる
部長が荷物を持つ→部長が荷物を持たれる

2. 謙譲語Ⅰ(伺う・申し上げる型)
 自分の行動、状態、物事をへりくだって表現し、結果として相手を高める言葉。自分側を下げて表すので、必然的に「私」が主語になります。

■「謙譲語Ⅰの具体例」
昼食を食べる→昼食をいただく
有名な先生に会う→有名な先生にお目にかかる
お客様に届ける→お客様にお届けする

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