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年末年始太りを即解消したい…3つの原因と対策を医師に聞く

暮らし

 年末年始の忘年会や新年会がたたって、予想以上に体重が増えてしまった人も多いでしょう。

おせち

※画像はイメージです(以下同じ)

 せめて1月のうちに、可能な限り、スッキリした体になりたいものです。そこで、今回、産業医の武神健之さんに、「年末年始でやせるための基本」について教えてもらいました(本記事は2019年1月1日に配信した記事を一部改訂して、再掲しています)。

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 こんにちは、年間1000人以上の働く人の心や体の悩み相談を受けてきました産業医の武神健之です。毎年1月の産業医面談で必ずある相談は「クリスマスとお正月で急に太ってしまったんですが、どうしたら簡単にやせられますか?」です。

 私の毎年の答えは「簡単にやせる方法はありません」です。今回は、原因と対策を3つお話ししますので、できそうなものをまずはやってみてください。

摂取カロリーオーバー、運動不足、冷え

 むくみなどの体調的なものや特定の病気を除けば、人間の体重が増える原因はすべて「カロリーの摂りすぎ」です。食べ物でも飲み物でも、口から取り込みすぎなだけです。

 年末年始は忘年会やクリスマス、お正月や新年会などで飲食の機会が増えます。また、コタツやお鍋など、食べる時間も長くなり、自然に食べる量も増えます。

 さらに、暑い時期に比べ、冬は味の濃いもの、こってりしたものが美味しく感じます。摂取カロリーオーバーの原因はたくさんあります。

 体重増加の原因として、次にあげられるのは「運動不足」です。

 どなたでも、寒さのため冬はランニングやジムなどに行くことがおっくうになった経験があるのではないでしょうか。日頃、有酸素運動を主体とした運動習慣を持っていた人は、運動不足=消費するカロリーの低下は、容易に体重増加に結びつきます。

 もうひとつ、体重増加の原因としてあげられるのは「冬の寒さ」です。体が冷えることで血液やリンパの流れが悪くなることです。この3段ロケットで、年末年始の激太りが起こります。

年末年始の激太りを解消する前に大切なこと

肥満

photo by jarmoluk

 クリスマスからお正月にかけて、2週間ほどで体重が増えてしまったらどうすればいいか?

 短期間で増えた体重なら、ぜひ、同じくらいの期間か、せめて1月中には落としたいですよね。その対策を実践する前に大切なことを3点お話しします。

 1つ目は、まだまだ寒い時期が続くということ。だから、前述の3番目の原因「冬の寒さ」はまだなくならないこと。

 2つ目は、自分のやる気を継続するためにも、効果を体感できるようにすること。体重だけを見ていると、脂肪の変化がわかりにくいので、ピッタリしたパンツなどでヤセ具合を確認しましょう。

 例えば、体重が増えてもパンツがゆるくなれば、筋肉がついた証拠なので大丈夫です。自分のやる気を継続するためにも、体重だけでなく、服の体感とのダブルチェックでいきましょう。

 3つ目は、3週間は続けるということ。この時期の体重増加は、つきたての脂肪なので短期集中でスッキリ落とせるはずです。ただし途中で休むと、体が元に戻ろうとする働きでリバウンドすることもありますので、まずは3週間だけでも連続して続けることが大切です。

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