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1日4件の忘年会をハシゴ…保守的な広告営業マンの献身

キャリア

 12月に入り、居酒屋では職場の忘年会と思しき団体客の姿をよく見かけるようになりました。

居酒屋

※写真はイメージです(以下同じ)

 ですが、最近はベンチャーなどの新興系企業を中心に忘年会を実施しない会社も増加。サラリーマンたちの忘年会に対する意識も変化してきたようで、大手時計メーカーのシチズンが行ったアンケートによると、「適当だと考えるビジネス関連の忘年会の回数」という質問に52%が答えた1回はともかく、36.3%が0回と回答。つまり、3分の1以上は、職場の忘年会は不要だと考えているようです。

毎年10回以上の忘年会に参加

 とはいえ、職場で忘年会を開催する場合、任意参加であっても欠席するのは実際には難しいはず。また、営業マンであれば、クライアントから忘年会参加のお誘いを受けたら簡単には断れません。

 広告代理店で働く桑原誠一さん(仮名・33歳)が参加する仕事関係の忘年会は毎年10回以上。勤務先の会社で行われる1回を除き、ほかすべて取引先の忘年会です。

「私にとっては完全に仕事。途中で顔を出し、30分~1時間ほどで引き上げるようにしていますが、場所が場所だけに必ずといっていいほどお酒を勧められます。それも何杯も(苦笑)。さすがに強引に飲ませようとアルハラまがいのことをする人はいませんが、営業マンという立場上、断りにくいのも事実です。プライベートで飲むときよりもピッチが早いため、本当はしんどい。だから、毎年忘年会シーズンが憂鬱でたまりませんよ」

取引先4社の忘年会を一晩ではしご

潰れた人

 ただし、それでも最近は忘年会に招かれることが少なくなってきたとのこと。一番多かったの入社3年目には23回の忘年会に出席しなければならず、しかも1日で4件の忘年会をはしごしなければいけないこともあったそうです。

「その日は12月第2週の金曜日でした。夜7時半から1社目の忘年会に顔を出し、30分滞在して次の現場に移動の繰り返し。でも、2社目の会場は豊富なワインを揃えているダイニングバー、3社目は芋焼酎をウリにしているお店で、勧められるお酒も違うんですよ。

 滞在時間も短いから飲むスピードも上げなきゃいけないし、それにワインや焼酎はアルコール度数も高い。チャンポンしちゃったせいかいつも以上に酔いが回るのが早かったです。さすがに気持ち悪くなって、4社目の忘年会に向かう途中、駅のトイレでリバースしてしまいました(苦笑)」

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