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年収500万と1000万だと何が違う?タイプ別、資産運用の始め方

マネー

3)高配当銘柄を利用して40代で早期リタイア

 3人目は、都内の外資系企業で働くCさんです。都内に一人暮らしの38才で、年収は3人の中では断トツで高い約1000万円です。

「昔からアーリーリタイア目指して働いてきました。資産形成を開始する際は、資産を銀行に預けるのは無駄と思いつつ、FXや不動産投資などハイリスク商品には抵抗があったため、国内、海外の株や投資信託への積立投資を選択しました」

 早くから不労所得の形成に関心を持っていたCさん。不労所得の方法として、不動産投資や太陽光投資などの話をヒアリングするも、現金化の観点から高配当株の積立投資を選択したそうです。

「1億円を年6%で運用すれば、税引き後でも毎年、約480万円を受け取れます。この数字を目標として、コツコツ積立投資を続け、2019年5月時点の資産は約6000万円です。現時点でも月平均で毎月約20万円程度の配当金を受け取っており、積立投資の効果の大きさを実感しています」

配当率が高い国内銘柄と海外のETFを保有

株式

 現在のペースで資産が増加していけば、あと5~6年でアーリーリタイア可能な水準に到達する予定。インタビューの最後、Cさんに具体的な保有銘柄を伺いました。

「国内の保有銘柄は、配当率が高い日本たばこ産業(2914)、ソフトバンク(9434)、三菱商事(8058)などが中心です。海外の保有銘柄は、個別株だと情報管理が煩雑となることを懸念し、ETF銘柄(株価指数連動型上場投資信託のこと)のVTI、VEA、VWOなどが中心です。可能な限り管理にかける手間を小さくしたいので、銘柄数をこれ以上増やすことは今のところ検討していません」

 資産形成を目標にしつつも、投資に余計な心配や時間を費やさないことを重要視していることが印象的なCさん。お金はあくまで人生を豊かにする道具である、という信念が伝わってきました。

 ここまで資産形成を実践する3名にお話を伺いました。

 共通点として「まず金額、年数の目標を設定し、逆算して行動している」「税制度、社内制度の確認や家計の見直しにより、無駄な出費を抑えている」の2点が挙げられます。これから資産形成に挑戦する人は、これらの視点を持つことで、成功率が高まるでしょう。

<TEXT/飯田隆太>

米国銘柄中心投資家 。米国系 外資企業の財務部に勤務し、2週間に1度しか出社しない「コスパの良い働き方」をしながら、捻出した時間を副業と投資に向けることで、アーリーリタイアを目指している。自身の経験を基にしたキャリア戦略、副業、投資情報を運営サイト「ビズトレ!」で公開中

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