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ピン芸人「もう中学生」、ブレイク前に憧れていた意外な芸人像

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 2000年代後半、段ボールでつくった自作の小道具を使用し、雑学などを交えたほのぼのとしたコントでブレイクしたお笑い芸人「もう中学生」さん(36)。「ためになったね~」という甲高い声と愛嬌のある笑顔で、記憶がよみがえる方も多いのではないだろうか。

もう中学生

もう中学生さん

 ネタ番組の終焉とともに徐々にテレビの世界では見かけなくなったが、昨年には世界的なミュージカル『メリー・ポピンズ』のキャストに抜擢されて大きな話題となった。

 その初公演から約1年半が経ち、彼は今どんな思いで活動しているのだろうか? 幼少期や学生時代のエピソード、独特なコントスタイルの誕生秘話など、直接本人にインタビューを敢行した。

あのレジェンド芸人の影響でお笑い好きに

――現在、お笑い芸人として活動されていますが、幼少期はどんなタイプでしたか?

もう中学生:クラスの端っこでコソコソ話してるような少年。でも、好きなものはダントツで“お笑い”みたいな感じでした。学校ではみんなとバラエティ番組の話をしてたけど、人前でなにかを披露するようなタイプではなかったですね。ただ、お笑いの近くに行きたいって思いはその頃からありました。

――7月に「つらいことがあっても、ネタやトークに助けてもらいました。今をくれた、あの人。」とツイートしていますが、“あの人”とは?

もう中学生:ダウンタウンの松本人志さんです。今の僕のネタとか芸風も『ガキの使い』とか『ごっつええ感じ』からのインスパイア。巨大なものを使ってコントしたりとか、ちょっと伝わりづらいことを言ったりするのは完全に松本さんからのエキスです。

 子どもの頃、意味が分からなくても、ダウンタウンさんのやり取りとか、松本さんの言い方で笑ってた自分がいて。やっぱり松本さんがいなければ、今みたいな生き方もしていないと思いますね。

小さい頃に見ていたバラエティ番組

もう中学生

――小さい頃からいろんなバラエティ番組を見ていたんですね。

もう中学生:クイズ番組とかも含めて見てました。ただ、ビデオデッキを使う権利は、父ちゃんにしかなかったんです。だから、電器屋さんでカセットテープレコーダーを買って来て、テレビの前に置いて録音して。最初は目で見て、次からは耳でずっと聞いてましたね。

 ビデオを使えなかったのは、父ちゃんが大人の番組を録ってたからだと思います(笑)。録画の権利はなかなか与えられなかったですね。

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