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“ダサクールビズ”を回避せよ!格安スーツでもキマる最強着こなし術

学び

 5月1日から始まったクールビズ。2005年に提唱されてから、すでに14年目を迎えました。今年の実施期間は、昨年と同様、5月1日から9月30日まで。なんと5か月の間はノーネクタイで過ごすことになるわけです。

 そこで今回は、数多くのビジネスマンをコーディネートをしてきたパーソナルスタイリスト・森井良行氏に、最新のクールビズ着こなし術を紹介してもらいました。

「ジャケットを脱いでネクタイを外すだけ」ではない!

公園を歩くビジネスマンの後姿

※画像はイメージです(以下同じ)

 まず森井さんは世間のクールビズの認識について、こう警鐘を鳴らします。

「まず、クールビズスタイルというのは、単純にスーツスタイルからジャケットを脱いで、ネクタイを外すだけではないことに注意してください。2005年の導入当時は、いつものスーツからジャケットとネクタイを省いただけの『略装』でしたが、現在はクールビズも浸透してスタイリッシュになっています」

 なんと、今やクールビズもスタイリッシュでなくてはダメだとか……!

略装スタイルでは、だらしなく見えてしまうリスクが高いです。そもそもスーツの重厚さというのは、ジャケットとネクタイがあってこそ引き立つもの。しかも、スーツはダークカラーが多いので、スラックスだけで履いても、野暮ったく見えてしまいます。略装ではなく『軽装』という考え方で、ゼロから組み立てましょう」

 そのポイントは、基本から上級テクまで1~3段階に分けられるそうです。

LEVEL1:まずは基本スタイルをしっかりおさえよう

buyer's hands hang blue baby shirt on hanger in store

 スラックスは細身で、シャツはジャストサイズというのは、もはや常識。そのうえで森井さんは「キモになるのがスラックスやシャツの選び方」と言います。

スラックスは色が明るいものを選ぶと清涼感が出ます。明るさの目安は『もしもスーツで上下ともにその色にしたら派手すぎる』というくらいで調度いいです。また素材もナイロンやポリエステルが使用されたものは、薄手で涼しいです。最近はファストファッション系でも、こうしたアイテムが充実しています」

 そしてシャツの選び方については、

ボタンダウンシャツ、もしくは、それ以外を選ぶ場合は襟の開き方を目安にしましょう。レギュラーカラーは90度。セミワイドカラーは120度。ホリゾンタルは180度。セミワイドカラーより開いたものを選んで、第1ボタンを開けて着るのがクールビズです

 こうキッパリ。

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