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元伊藤忠「効率化のプロ」が語る、仕事に忙殺される人の特徴

学び

 2019年4月より、働き方改革の一部が施行され、企業が一斉に長時間労働の是正に取り組み始めています。

 一方、生産性の向上が求められている働く側としては「そうはいっても、仕事が終わらない」「仕事の効率ってどうやってあげればいいの?」と思うことも多いのではないでしょうか?

仕事

※画像はイメージです

 そこで今回は、「YouTubeで、働き方を変える!」を掲げ、エクセルなどのツールに関してビジネスの現場で役立つ知識をYouTube「ユースフル」上で解説している長内孝平さんに、仕事の効率を上げて時間をうまく活用する方法を聞いてきました。

 インタビューするのは、株式会社ビーボに2018年4月入社し、企業内YouTuberとして、「市川と内藤の就活チャンネル」にて就活やキャリアに関する情報を日々発信している「市川と内藤」(市川航と内藤光希)。

「働く目的を忘れかけていた」商社マン時代

オフィス ビジネスマン

市川と内藤
市川と内藤:長内さんは2018年7月に伊藤忠商事を退社されて、独立したんですよね? きっかけってなんだったんですか?


長内:端的に話すと、伊藤忠商事に在職していた時から運営していたYouTubeチャンネルの運営に集中したいと思ったことが直接のきっかけでしたね。

市川と内藤
市川と内藤:だいぶ振り切った決断をしましたね(笑)。


長内:そうですね(笑)。もう少し補足をすると、僕自身、商社に就職する前から「いい世の中を作りたい」と思っていました。しかし、いざ商社マンとして働き始めると日々の仕事に忙殺され、もともと描いていた崇高なミッションを実現するための“余裕”がなくなっていきました。

 ここからは一般的な話になるんですが、やりたいことを阻害する要因は3つあると思っています。その3つとは「時間的な余裕・スキル・機会」です。当時、僕のやりたいことを阻害していたのは“時間的な余裕”でした。そのため。商社を辞めるという決断をしました。

市川と内藤
市川と内藤:そういうことだったんですね。ただ、多くの人は時間的な余裕を作るために、長内さんのように振り切って辞めることは難しいですよね?


長内:そうだと思います。なので、1人でも多くの人が、僕のYouTubeチャンネルを見て仕事の効率化を実現して、“時間的な余裕”を作っていただければと思っています(笑)。

チャレンジし続けたほうが効率よく学べる

長内孝平

【長内孝平】1990年、青森県生まれ。神戸大学経営学部卒業後、2015年に伊藤忠商事に入社。同社在職中からエクセルなどのツールをYouTube上で動画解説する「ユースフル」(旧チャンネル名は「おさとエクセル」)を運営。同チャンネルは、累計再生回数230万回、チャンネル登録3万6000人を突破(2019年6月時点)。2018年に7月には、伊藤忠商事を退社し、株式会社Yousefulを設立。また、初著書『できるYouTuber式 Excel 現場の教科書』(インプレス)はAmazonのベストセラー1位も獲得

市川と内藤
市川と内藤:ここからは仕事の効率を上げるために必要なマインドセットと具体的なノウハウについてお聞きしていきたいと思っています。まずマインドセットとして、どのような姿勢が必要になってきますか?


長内: まず大事になってくることは、日々学び続ける姿勢ですね。仕事の効率をよくするために1日1つでも知らなかったことを知ろうとしたり、できなかったことをできるようにしようという姿勢が必要です。あと、学び続けるにはチャレンジする姿勢も大事になってきますね。

市川と内藤
市川と内藤:チャレンジする姿勢……?


長内:はい。いち早く学ぶためには“いいコンテンツ”に出合うことが重要です。そして、その“いいコンテンツ”に出合うためには、とにかくたくさんのコンテンツにチャレンジすることです。

 というのも、“いいコンテンツ”を探すことは結構難しいんです。“いいコンテンツ”とは「コンテンツを教えてくれている人がその領域のプロ」であり、「そのコンテンツが自分にあった学習体験である」という2つの条件を満たさなければいけないからです。

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