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AI社会の新たな貧困「バーチャルスラム」って何?

コラム

A. 人工知能を使った与信審査で生まれる“新たな貧困層”

悩み

※画像はイメージです

 近年、中国をはじめとした諸外国で進んでいる「スコアリング」。スコアリングとは、AIなどを使って個人の信用力を数値で表すサービスです。

 中国では、すでにアリババ・グループの電子決済アプリ「アリペイ」を使う5億人超が、同グループの信用情報機関「芝麻信用(ジーマ信用)」によってスコアリングされています。借り入れの返済状況やウェブ閲覧の履歴、スマートフォンの位置情報や使用頻度、SNSの交流情報などのデータを利用し、個人をAIによって分析、採点するのです。

 芝麻信用による与信審査でスコアが高いと、低金利のローンが組めたり、外国ビザ取得までの手続きを一部免除されるなど生活のあらゆる面で優遇されます。逆に低スコアをつけられてしまうと、クレジットカードや住宅ローンなどの契約、就職活動などで不利になる可能性があります。これが、「バーチャルスラム」です。

 このスコアリングは日本でも始まっており、2017年にみずほ銀行とソフトバンクの合弁会社「J.Score」が「AIスコア・レンディング」の提供をスタートしています。今後、国内外でどのような広がりを見せるのか注目を集めています。

<TEXT/bizSPA!取材班>

「bizSPA!フレッシュ」編集部の若手記者が、20代ビジネスマン向けに、“身の丈世代”が気になる世の中のホンネを徹底した現場主義で伝えます。

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