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選ばれるのは優秀な人間だけじゃない?「転職エージェント」正しい歩き方

学び

結果がナシのつぶてでも諦めてはいけない

 翻って今は転職がだいぶ一般的になってきたために登録者が増えています。人材エージェントとしても、産業として競争が激しくなってきているので生産性が求められています。

 普通の会社員が、担当者と対面してじっくり相談に至るまでにはハードルが諸々あり、選ばれし人材でもない限りなかなか辿り着かないようです。

 それでも、大手の1社にコンタクトしてみてどこか素っ気ない対応でスルーされたり、あるいは、大手系列のサイトに登録していくつか応募したもののナシのつぶてだったりしても、諦めてはいけません

 最終的に自分の経歴書を見ているのはAIで間引きされたとしても人間ですので、相性というものがあります。

 あなたの経歴を見て、具体的にフィットしている可能性がある求人が思いつくか否かはたまたま目にした人材エージェント側の担当者によりけりですので、継続的に粘り強くコンタクトしてみることです。

経歴は「感情に触れる要素」を意識して書く

経歴 面接

 ただし前提として、自分のことを伝える書面には、わかりやすさが重要です。どんなことができそうかを、やってきたことの事実や数字に基づいて端的に表しておくことです。

 その際には、どんなことを考えてやってきたことなのかを一言、二言肉づけしておくほうが良いでしょう。読む相手が人間ですので、多少は感情に触れる要素があったほうがいいです

 例えば、本意ではない事務処理や工程作業を担当していた場合でも、「次に作業する人のことを考えて◯◯◯するように心がけた」とか「◯◯と考えて、△△△を提案した」など一言プラスαの要素が書かれていたほうがいいです。

 もちろん何か結果があればばそれを書くべきですが、結果が伴わなくてもどう頑張ったか、なぜ頑張ったかが感じられるものがあったほうが、ないよりマシです。

 筆者は経営者の仕事をしている時期にたくさんの履歴書を見てきましたが、「どこそこの部門にいました」だけ書いてある人は意外に多いです。やはり人間ですから、一時期たりともそんな時期があると、熱意を感じないと捉えてしまいます。

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