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関東鉄道、2年ぶりの新型車両が登場。試乗会で見た“その本気度”

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キハ5020形、乗車&撮影会に行ってみた

 報道公開が終わると、水海道車両基地に臨時快速〈5020形乗車&撮影会リレー号〉(団体列車)が姿を現した。この日は冒頭で述べたイベント(先着100名の完全予約制)が開催され、キハ5020形をひと足先に乗車できるのだ。

常総線

臨時快速〈5020形乗車&撮影会リレー号〉は、キハ0形で運転

 イベントは撮影会とオリジナルグッズの販売が行なわれた。撮影会はキハ5020形が左右に並べられたほか、ロープ柵から出ない限り、ほかの車両も撮影できるとあって、参加者は夢中でシャッターを切っていた。

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青空の下で行なわれた撮影会の様子

 グッズ販売では、「常総線キハ313・314号さよなら記念乗車券」の売れゆきがいいほか、向かい側に留置されたDD502形ディーゼル機関車を撮影する参加者も多い。その姿を見ると、スタジオジブリ作品のキャラクターにピッタリではないだろうか。擬人化できそうな気がする。

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関鉄唯一の機関車、DD502形

ショータイムと化した連結シーン

 その後、参加者の9割が線路内に集まり、キハ5020形の連結シーンを見物。キハ5021号が動き出し、スイッチバックの末、キハ5022号に連結する。間近で“実演”が見られるのは、“関鉄ならでは”だろう。いい意味でゆるい。

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ショータイムと化した単行気動車同士の連結シーン

 参加者が“上陸”した場所へ戻り、臨時快速〈乗車会&撮影会号〉(団体列車)として、キハ5020形に乗車。水海道車両基地を発車すると、1度スイッチバックしたのち、常総線へ入り、水海道⇒下妻(折り返し)⇒宗道⇒水海道へ向かう。先述の駅では、単線による列車の行き違い待ちを活かし、撮影会を開催するという趣向だ。

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待ちに待ったキハ5020形に乗車

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折り返しの下妻でキハ5010形(右側)と並ぶ

 下妻方先頭のキハ5022号は、キハ314号の吊り手が1本取りつけられていた。まるで、常総線への想いを後釜に託した感じだ。

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臨時快速〈乗車会&撮影会号〉限定の吊り手

 車内では、記念乗車券の販売、ポストカードの配布、じゃんけん大会が行なわれ、和やかな雰囲気で水海道に戻る。

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