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「10連休?家で寝るだけっす」という20代男子の言い分

休日は1日18時間ゲームをする

 都内で投資用不動産の営業を務める土田拓さん(28歳・仮名)も、外に出ること自体が苦痛と話す。

「休日は1日中ゲームをしていますね。18時間とかぶっ通しでやったりしています」

 さらに、「外に出てもいいことがない」と続ける。

「再開発が急激に進んだ駅が自宅の最寄駅なんですけど、休日なんて外に出たら大変。サイゼリヤとかのチェーン店はいつも満席です。家族連れとか道も混んでてイライラするし、仕事の日は満員電車に揺られて、通勤だけでヘトヘトになる。休みくらいはそんな思いをしたくないから、家にいてストレスの源を排除するんです」

年収800万円の使い道は「ゲーム課金くらい」

スマホを操作する男性

 以前、大型連休に嘆く非正規の若者の声を聞いた記事を掲載したが、時間給で働く非正規社員などが10連休を有難がらないのはまだ肯ける。だが、土田さんの年収は、世代平均以上なのだ。

「私の勤務先の投資不動産は商品を売れば、歩合が付きますからね。年収は800万円くらいです。でも、お金はゲームの課金くらいにしか使いません。車とかもほしくもないし、服もGUで充分。家もワンルームで全然窮屈じゃないですよ。家賃は6万8000円ですし、引っ越す気もないです」

 年収800万円など、筆者の倍。「カネ使えよ……」と内心思わずにはいられない。

ムダなお金を使わないのは老後への不安が

 当然、土田さんの貯金は増えているが、それでも無理してムダなお金を使うつもりはないという。

「僕ら世代は将来年金がもらえるかわからないし、貯蓄は必要だと思うんです。大型連休だからといって、無理してどっかに行き、ムダな金を使うのはどうなのかなと。10日間、いつも通りゲームをして過ごす予定です」

 たとえ高収入を得ていようが、将来を見据えて散財しない土田さんのようなケースもあるのだ。