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『翔んで埼玉』大ヒットの裏で…大宮VS浦和の熱き不動産バトル

浦和駅の乗降者数が3年間で1万人も増加

「大宮より東京側に位置していた浦和が、湘南新宿ラインと上野東京ラインによって都心へのアクセス性が向上しました。その結果、交通利便性が売りの大宮のアドバンテージが薄れつつあると感じます」(PM君)

 浦和駅の乗降者数は、2012年から2015年だけで1万人近く増加。さらに駅ビル商業施設も開業し、発展目覚ましい限りというのです。ライバル関係にある浦和・大宮の両都市において「今後の発展のカギを握るのが再開発」だとPM君は語ります。

浦和では駅の西口、高砂と呼ばれる地区で再開発が控えています。大宮も駅の東西で大規模な再開発が予定されているので、よいライバル関係を保ちながらお互い発展してほしいですね」

浦和駅西口南高砂再開発

浦和駅西口南高砂再開発の完成予想パース。(さいたま市HPより引用)

これから熱くなる埼玉県のエリアは○○!

 最後に埼玉の注目エリアについてお伺いしました。

「いま密かに注目している街は、埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)の終点、『浦和美園駅』です。2001年開業の比較的新しい駅で、さいたまスタジアムまでは徒歩15分。駅前にイオンモールがあって買い物便利で、2020年には順天堂大学の病院と大学院が移転するので、今後も人が増えそうです。

 今、浦和美園駅徒歩8分の場所で360戸の新築マンションが分譲されていて、売れ行きを注視しています。“浦和”美園と浦和の名前がついていますが、土地の価格は浦和ほど高くないので狙い目です。

 始発駅なので座って通勤できるのも魅力といえます。浦和の住民から『あそこは旧岩槻市じゃないか』とツッコまれるかもしれませんが、駅名に浦和がついているので浦和です。堂々としましょう」(PM君)

 映画人気にあやかって埼玉の不動産価格も“翔んで”いくのか、今後の発展に注目です。

<取材・文/栗林篤>

【PM君】
都心の地価上昇に苦しむ不動産開発業者兼PM。皆さんのお家賃が給料の源です。(@officepm

【峰不二雄ちゃん(ツーブロちゃん)】
会いに行ける不動産レディ。 都内を中心にリテール営業を行っていたが、埼玉に飛ばされ早5年。埼玉の匂いが身体に染み付き、都内で売買する際は手形が必要。(@ebimank

「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」は、数百億円の不動産を取引する不動産ファンドのAMrからルノアールにたむろする無免許ブローカーまでを会員に擁する、その保有資産、預り資産、グリップ資産の合計が2兆円を超える不動産Twitter最大の業界団体です

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