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『翔んで埼玉』大ヒットの裏で…大宮VS浦和の熱き不動産バトル

 東京都民から虐げられる埼玉県民を描いたコメディ映画『翔んで埼玉』がヒットしています。

 同作の都道府県別興行収入では、地元埼玉県が堂々1位の盛り上がりを見せ、地域ディスりに対する埼玉県民の寛容さが伺えます。しかしフィーバーしているのは映画だけではないようです。

翔んで埼玉

※画像は公式サイトより

 株式会社リクルート住まいカンパニーが発表した「SUUMO住みたい街ランキング2019 関東版」では大宮、浦和がトップ10入りと健闘しています。

 そこで今回、埼玉県の不動産事情について「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」に話を聞きました。

初のTOP5入りとなった「大宮」の魅力

 不動産開発兼プロパティマネージャーのPM君@officepm)は、前出「住みたい街ランキング」で初のトップ5入りとなった大宮の躍進に驚きを隠しません。

「昨年の9位から4位と5つもランクを上げたのは正直、驚いています。都心のマンションが値上がりを続けるなか割安感のある郊外が注目され、とりわけ都内へのアクセスがいい大宮の人気が高まったのでしょう。最近は特にコスパを重視する人が多いですから」

 埼玉県で不動産営業をする峰不二雄ちゃん@ebimank)も、都内不動産価格の高騰が埼玉人気に関係するとの見方を示します。

「都内の不動産価格は今年1月まで73か月連続で前年同月比を超えるほどの高騰ぶり。これでは普通のファミリーが家を買うのはほぼ不可能です。

 そこで湘南新宿ライン、埼京線を利用すれば池袋・新宿方面に出やすく、高崎線を利用すれば東京・品川方面に出やすい、通勤便利な大宮や浦和を住み替え候補にする人が増えています」

古くから交通の要衝として発展した強み

大宮駅

大宮駅西口

 交通アクセスの利便性に関しては、大宮の大きな魅力だとPM君は語ります。

「たとえばランキング9位の武蔵小杉も、複数路線が乗り入れる郊外都市として人気ですが、通勤時の大混雑が問題となっています。

 その点、大宮は駅が大きく毎朝改札に並ぶ必要なんてありません。古くから交通の要衝(ようしょう)として発展してきた大宮駅は、東京駅に次ぐ全国2位の乗り入れ路線数を誇るビッグターミナルなんです」(PM君)