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22歳学生が見たオンラインサロンの裏。経歴詐称疑惑、30万円合宿…

コラム

 ここ数年、耳にするようになった「オンラインサロン」。ざっくり言ってしまえば、会員制の有料ファンクラブである。ビジネス、政治経済、ファッションなどさまざまな専門領域について、その道のプロと出会い、やり取りすることができる。

プロフェッショナル

※画像はイメージです(以下同じ)

 代表的なのはホリエモンこと堀江貴文さんの「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」やキングコング西野亮廣さんの「西野亮廣エンタメ研究所」など。特に西野さんのオンラインサロンは会員数2万人を超え、国内最大規模を誇る。

 基本的に有料かつクローズドな空間であり、そこで交わされる情報は原則、外部に持ち出すことはできないのがオンラインサロン。それゆえ、経歴が怪しい人物が混じっていたり、値段に見合った価値を提供できているのか疑問視せざるを得なかったりすることもしばしば。

サロンオーナーの経歴をめぐる騒動

 人気ブロガーのイケダハヤトさんと、はあちゅうさんらが主催する「脱社畜サロン」もそのひとつ。一時は会員数3000人超を数えた人気サロンだが、ある事件をきっかけに会員数が激減。元サロンメンバーで、神奈川県の大学に通う22歳、いしかわさん@ishikawa_73568)に話を聞いた。

「サロンオーナーの一人、正田圭さんの経歴に“重大な疑義”が生じているとTwitterで話題になっていたんです」

 ここでの重大な疑義とは――。オーナーの一人であり、株式会社TIGALAの代表取締役の正田圭さん。彼の経歴にある「2桁から3桁億円のM&Aがメイン」。これが実際には行われていないのでは?というものだった。

 疑惑は各方面に飛び火し、正田さんはツイッターで「事実無根の風評被害で、悪質な嫌がらせです」「法的に措置をとらせていただきます」と、また、自身のnote(1月17日)に「3桁億円の案件も現在弊社で進行しており、クロージング間際でございます」と反論。

 そのうえで「脱社畜サロンが急成長しているがゆえ、TIGALA社の本業とは大幅に異なったものになった」という理由で、サロン運営から2月5日で外れることを表明しました。

オンラインサロン入会当初から違和感が…

いしかわさん

オンラインサロンの脱会体験を語る、いしかわさん

「漠然と起業家に憧れていた私は、正田さんの本を購入して読むほどのファンでした。なので、彼の経歴についてサロン内で質問したのはある意味、そんなわけ、ねーだろ! という思いからでした。しかし、イケハヤさん(イケダハヤト)から『正田さんは俺の友達なんだ! 疑うほうがおかしい!』という風に言われ、全否定されてしまったのです」

 そう語るいしかわさん。そもそも「脱社畜サロン」には入会当初から違和感を覚えていたという。

「まず、オリジナルコンテンツがほとんどありませんでした。主なコンテンツは、正田さんやイケハヤさんが過去に出した本や有料コンテンツの切り出しと、イケハヤさんらが登壇したイベントを1時間程度、録画したものが数本アップされているのみでした」