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友達の彼女を好きになったら…それを「貴重なチャンス」だと思え

コラム

そいつが本当の友達なら……

サイコロ

※画像はイメージです

ダースレイダー:そのときにブレーキとなるのが、人のものだからダメってことじゃなくて、誰との幸せがそこにあるのかってこと。

 それを考えたときに、君はその友達の幸せを本当に願っているのか。本当の友達だったら、そいつが嫌がることはやらないだろうし。そいつが喜ぶことは自分も嬉しいし、そいつが悲しいことは自分も悲しい。でも、その友達とそういう関係性が築けてないんであれば、じゃあどういう関係なんだろうと考えてみたほうがいいよね。

 逆に、その女の子とどういう関係なのか。その子が楽しいなら自分も楽しい、その子が悲しいなら自分も悲しい。その子がもっとも楽しいのは、自分という存在があるからだと思えるのか。

 今、付き合ってる彼氏は、その子に対してそういったことをしてあげられてるのか。そのカップルは仲の良いカップルだと言ってたけど、カップルがお互いに、この人がいるから最高なんだと思えるような関係性を築いているんだったら、相談者さんがちょっかい出そうが何しようが、そんなことで関係性が壊れたりしないと思うんだよね。

人との付き合い方を考えるチャンスがやってきた

ダースレイダー:そういった人との付き合い方とか、人間関係の密度とか、今まで自分はどうやって築いてきてたんだろうかと考えるいい機会だと思う。

 自分のことだけを考えてるのか、相手が落ち込んだり悲しんだりしたとき、自分はどう感じるのか、人とどう付き合っていけるのかを考える機会だと思う。どの選択肢が正しいのかっているのは、それまでどうやって人と付き合ってきたのか、今後どうやって人と付き合っていくのかによるので。

 それを考えるチャンスがやってきたと思ってほしい。それ以上の縛りはないかなと思います。

<構成/サジェリコフ 撮影/山口康仁>

1977年パリで⽣まれ、幼少期をロンドンで過ごす。東京⼤学に⼊学するも、ラップ活動に傾倒し中退。2010年6⽉に脳梗塞で倒れ合併症で左⽬を失明するも、現在は司会や執筆と様々な活動を続けている。

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