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上司から「バッファはあるのか」と聞かれたら?――いまさら聞けない、ビジネスシーンの「カタカナ語」

コラム

A.余裕、予備

 語源である「buffer」を辞書を引くと、

1.(鉄道車両などの)緩衝器
2.《コンピュータ》バッファー、緩衝記憶装置

 とあります(一部抜粋)。

 バッファとは、もともとコンピュータ用語では「緩衝記憶装置」を指します。緩衝記憶装置とは、処理を高速化するためにプログラムやデータを一時的に保存する機能をもつ装置のことです。

 一方、一般的なビジネスシーンで使われる場合は「余裕」「予備」などの意味を持つことが多いです。時間や予算、人員に対して「スケジュールにバッファがあるので安心だ」「鈴木さんにはバッファとしてプロジェクトチームに加入してもらおう」などと使います。

 あればいい、という訳でもないのがバッファ。スケジュールにバッファを取りすぎると段取りよく進まずプロジェクトが破綻してしまうことも。

 上司から「バッファはあるか?」と聞かれたら、何に対して聞かれているのか、まず判断することが必要となるでしょう。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

※参考:「コトバンク

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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