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札幌アパマン爆発で注目の“消毒業務”。同業者から苦言も #全宅ツイ

ビジネス

 12月16日に札幌で発生した爆発事故。不動産仲介会社が入居する建物は跡形もなく消し飛び、50名以上の方が負傷する大惨事となりました。

アパマンショップ

※画像は公式サイトよりhttp://www.apamanshop.com/campaign/1812_ai/

 事故の原因となったのが不動産会社が大量に保管していた消臭スプレー。賃貸物件の「消毒業務」や「除菌業務」で使用するものとされており、報道ではスプレーの買い取りノルマや、代金を受領しながら未施工だったずさんな業務実態も取りざたされています。

 消毒業務について、以前より同業者からの苦言もあったようです。「全国宅地建物取引ツイッタラー協会(全宅ツイ)」会員に話を聞きました。

作業代金は2万円!でも内容は曖昧?

 都内で賃貸仲介業務に従事するハンドルネーム・赤すぐり(@aka_suguri)さんは、自身が働く地場の不動産会社では、消毒業務のようなオプションは「一切請求していない」と断言。

 しかし、大手賃貸管理会社の物件へ客付けした場合「1万~2万円くらいの価格で“消毒業務”の費用が発生します」と話します。その実態は首をかしげたくなる点も多いのだとか。

「“消毒業務”と言ってもどんな作業か不明なので、以前先方に『具体的には、バルサンや消臭スプレーを撒く様な作業ですか?』と問い合わせたんです。そしたら『お部屋を心地よく快適にお使いいただくための作業になります』というテンプレみたいな要領得ない回答が返ってきて『お、おう』となりました」

 同業の立場からも、本当に顧客本位のサービスと言えるのか疑問だとしています。

新築物件でも当たり前のように請求

 以前に人が住んでいた中古物件であれば、消毒や除菌の必要性があるかもしれません。しかし業者によっては新築物件でも当然のように消毒代を要求するケースもあるといいます。

「これから竣工する新築物件をお客さんに紹介したら、消毒料を請求する業者がいました。さすがにどうかと思いましたね。はたして新築物件を2万円かけて除菌・消毒する必要があるのか」

 まだ誰も住んでいない新築物件で、内覧を理由に消毒作業を実施する必要性は意見が分かれるところです。