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「経験人数が50人くらい増えた」アプリをフル活用する“サブカル男子”の恋愛工学

コラム

 イマドキの若者は恋愛に無関心な「さとり世代」などと称されて久しいですが、一見するだけでは、そうだとわからなくても実はすごい恋愛のテクニックの持ち主は存在するものです

 そこで、「bizSPA!フレッシュ」で過去に掲載した記事の中から特に反響の大きかった「ゆとりプレイボーイの[スゴい秘密兵器]」にまつわる人気記事を再掲載します(初公開2019年4月18日、情報は掲載当時のものです)。

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 中年層からは「草食化」などと評価されるゆとり世代ですが、スマホとネットの普及による、マッチングアプリのカジュアル化で、中年層から見ると異様なほど手軽に男女が出会っています。

QRコード通信する男女

※画像はイメージです

 しかも、マッチングアプリでの男女の出会いを、恋活のみならず「自己分析ツール」として使いながら、出会いのQOL(生活の質)を上げているという猛者も。今回、話を聞いたのは出版社で働くサブカル男子、神戸佑さん(仮名・26歳)。マッチングアプリでモテそうなチャラめの雰囲気はなく、今ドキな細身のサブカル男子です。

今ドキ男子のマッチングアプリ活用術

 神戸さんがランダム表示のマッチングアプリ「Tinder」を始めたのは1年ほど前から。最初は面白おかしくマッチングやメッセージを楽しんでいたものの、良いなと思った子とマッチしなかったりして、「すぐに飽きてしまったのだ」と言います。

「マッチングアプリによる恋活は、すぐ面倒になってしまってやる気が失せてしまいましたが……数行の紹介文と1枚目のアイコンで、相手への興味を左右しているこの状態については、めちゃめちゃ面白いな、と思っていました。

 そこで、マッチングアプリでPDCA[Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)]を回してみることにしたんです。毎週アイコンのトップや自己紹介を変え、自分の何が一番需要にあっているのか、自分のタイプの女子にはどう見せるべきなのか、考えてみたいと思ったんです」

アイコンと紹介文を何度も変えて検証

4.芸プロ

 まるで、マッチングアプリを使った恋愛工学。神戸さんはこれで本当に、女性の需要をつかむことに成功したのでしょうか?

「具体的に実施したのは、アイコンの順番や写真に写る自分の服装、紹介文のトーンなどを、数週間ごとに変えてみることです。これでどのくらいマッチ数が変わるか、マッチする女性のタイプが変わるのかを検証しました

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