ユニクロ「感動パンツ」で買うべきものと、買ってはいけないもの
「このはきごこち、言葉にできない。」
というキャッチフレーズでおなじみのユニクロの感動パンツ。「ポリエステル100%」(一部複合繊維との混紡のものもアリ)で、
・薄くて
・軽くて
・さらりと着用でき
・速乾性がある
そのため暑い夏にぴったりで、値段も3990円と非常にお手頃と、まさに人気なのもうなずけるシロモノです。
しかし、実際どれほどコスパに優れているのでしょうか? 服のコンサルタントである私が、その効果のほどを検証しました。
履き心地は薄くて軽いけど…
全体的な履き心地としては、薄くて軽くてさらりと着用でき、若干のストレッチが効いています。
しかし、かがんだ際の伸縮では生地が伸び切った感があり、破れそうな不安がよぎりました。
ここからは現在、店舗で展開されている感動パンツの3つのタイプ、「無地(コットンライク)」「ウールライク」「ストライプ柄」で検証したと思います。
感動パンツ1:無地(コットンライク)
さっそく黒、紺、白を検証してみます。
ポリエステル100%なため、ウールの光沢感と違う安っぽいテカリが若干、気になってしまいます。
しかし、同じ布の感動ジャケットを合わせることで、その違和感を消すことはできます。
白スニーカーと合わせることでスポーティーなセットアップにまとめることもでき、条件付きで“感動”できるのではないでしょうか。
感動パンツ2:ウールライク
その名の通り、ウール素材(毛)のライク(ような)見た目。
紺・グレー・ダークグレーで検証。ウール素材のスラックスのように見えるため、無地よりはおすすめできます。
が、やはり素材の特性(ポリエステルor複合素材混紡)もあるため、近寄って見ると、若干テカリが見えてしまい、安っぽさは拭えません。
ただ、遠目で見れば、ウール素材のスラックスに見えなくもなく、ジャケパンスタイルで使えなくない。値段相応、感動は半分といったところでしょうか。