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三流大出身上司は「学歴コンプ」。エリート新人が味わった“地獄の日々”

学び

 早稲田卒という学歴が災いし、上司からにらまれてパワハラ被害に遭ってしまったのが、加藤隼人(仮名・27歳)さん

 加藤さん曰く、「偏差値が中の下の大学出身の直属の上司ににらまれて飛ばされた」そうですが、いったい何が起こったのでしょう?

会議の席で上司を思わず糾弾してしまう

パワハラ

※画像はイメージです(以下同じ)

「新卒で入社したのは、音楽とネットワーク配信をマッチングした会社でした。音楽を世界に向けて送り届ける会社の姿勢に打たれて、面接では熱い思いを面接官に伝えたところ、すぐに内定をもらい、大喜びで入社しました」

 そう語る加藤さんがまず配属されたのは代理店販売部。代理店を統括する部署で、50人のスタッフが全国の統括リーダーを指導したり、新しい企画を提案したりと、「やりがいのある部署だった」そうです。

 しかし、そこにとんでもない上司がいて……。

「5歳上の直属の上司は、とある三流大学出身。学歴なんか関係ないと思ってきましたが、やることがトロくて、しかも決断力が鈍い。早く決めてほしい場面でぐずぐずしている。

 そこで僕が『早く決めてください!』と言ってしまったんです、それも各部署が集まる会議の席で。まずかったかなと反省して、終わってから謝りましたが、上司はプイっと横を向いて、口を開こうともしない。嫌な予感がしました」

高齢者や外国人を相手に営業する「墓場部」

墓場部

 加藤さんの予感が的中したのは、2か月後の秋の人事異動。ネット回線の営業を担う部署に回されたのです。

「そこは、別名“墓場部”と呼ばれているスーパー激務な部署で、『ピンポン営業』と呼ばれ、飛び込みで、老朽化した団地に行き、高齢者を相手にネット回線の営業をひたすらかけていました」

 さらに、東南アジアなど外国人労働者や、その家族にも営業対象を広げていたそうです。

「インターネット回線の訪問営業で毎日団地を回りますが、高齢者はネット回線のことを知らなかったり興味なかったりして、契約が取れません。外国人に至っては、話を聞いてもらえるまでが一苦労。途方に暮れました」

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