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化粧水、どれを選んでも同じ?スキンケアのプロが教える正しい選び方

暮らし

 20代後半になると、男性でも自覚し始める肌の衰え。「昔のようなハリを戻したい」「せめて老化を抑えたい」と思っている人も多いのでは? しかし、いざスキンケアを始めようと思っても、種類が豊富過ぎて「正直どれを選んでも同じなのでは」と思ってしまう。

ニキビ 男性

※イメージです(以下同じ)

 株式会社マンダムのスキンサイエンス開発研究所で、スキンケア製品などの開発を担当している研究員の澤田彰子さんは「肌の皮脂量は人によってさまざまです。自分に合う化粧水を使えばより肌ケア効果が高まります」と語る。

 これまでは「そもそも洗顔が必要な理由」「正しい洗顔」について語ってもらったが、今回は自分に合った化粧水選びのポイントを、再び澤田さんに聞いた。

顔のテカリが目立つ“オイリー肌”には

 男性の肌トラブルでも最もよく聞く“オイリー肌”。季節を問わず、年中顔がテカテカと脂っぽいのが特徴だ。原因は、皮脂の分泌による毛穴汚れやにきびだが、どうしたらいいのだろうか?

「オイリー肌は、皮脂が過剰になっていることが考えられるので、まずは洗顔でしっかり皮脂や汚れを洗い流すことと、その後、化粧水などでしっかり保湿をすることが重要です。

 洗顔後の保湿を怠ると、肌を守ろうとさらに皮脂が過剰に出てしまったり肌のバリア機能が低下したり、肌トラブルに繋がってしまう可能性があります。化粧水のべたつきが気になる方は、パウダー配合の化粧水だとベタつきを抑えながら肌の乾燥を防ぐことができます」

【澤田さんによる効果的な洗顔】
 正しい洗顔方法は、まず洗顔料をしっかり泡立てる。泡立てずにガシガシと洗うと、摩擦によって肌に負担がかかったり、うるおいに必要な皮脂もなくなったりしてしまうため、しっかり手のひらで泡を作るのがポイントだ。

 泡立てた洗顔料を顔に乗せたら、円を描くように優しく洗い、30~35℃ぬるま湯で洗い流していく。

乾燥肌は低刺激のしっとりタイプで

マンダム

株式会社マンダムの澤田彰子研究員

 皮脂量が少なく、乾燥や粉ふきが気になる“乾燥肌”。乾いた状態が続くとターンオーバーが乱れたり、バリア機能が弱くなったり、紫外線のダメージも受けやすい。しみやたるみにもつながってしまう可能性がある。

「乾燥肌の人は、しっとりタイプの化粧水でしっかり保湿をしましょう。化粧水をしたあとで、物足りなさを感じたら、より保湿力の高い乳液タイプのものやオールインワンタイプのものに変えてみるか、化粧水の後に水分が蒸発しないように保湿クリームでふたをしておくと、うるおいを保てます」

 ドラッグストアでどの化粧水を買ったらいいか悩んだら、成分表も参考にするとよさそうだ。

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