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調子に乗ってドンペリ注文。忘年会の会計に、上司が青ざめるまで

学び

 若手社員が忘年会の幹事に抜擢されると、やる気満々で、一生懸命になりますが、なかには失敗してしまうこともあります。でも「失敗は成功のもと」。これから紹介する先輩たちの失敗談を教訓にして、あなたは忘年会を成功に導いてください。

ビール 忘年会

※画像はイメージです(以下同じ)

 大手人材派遣で営業を担当する山川瑞樹さん(仮名・30歳)は、6年前の24歳の時に、忘年会の幹事に任命されたそうです。そこで、以前から行ってみたかった西麻布にある超高級カラオケ店を選んでしまい、大目玉を食らうことに……?

屋内プールつきの豪華な忘年会

「うちの部が予算を達成できたことのお祝いも含めて、大忘年会を行うことになったんです。事業部長から『ちょっと豪華にしてもいいよ』とも言われたので、つい張り切ってしまいました」

 普段よりちょっと贅沢な「一人6000~7000円」という予算枠を与えられた山川さん。選んだのは、部屋の中にプールがあって、らせん階段で2階に上がると、そこにステージもあるという豪華絢爛な会場。

「プールにはブランコまであり、また2階から1階のプールにつながる滑り台もありました。50人の参加者たちは大いに盛り上がって、部長もご満悦。さらにセーラー服の無料貸し出しという嬉しいサービスもあって、男性から一瞬ざわめきの声が挙がりました(笑)。結局、女性は誰もセーラー服になってくれませんでしたが、それでも別の貸し出しで、水着に着替えた女性もいました」

 当初は3時間の予定時間も延長し、二次会会場に移動しないで、朝まで飲めや歌えと大盛り上がり。調子に乗って、ドンペリまで頼む人もいたそうです。

請求額が100万円を超えていた

忘年会

 しかし、会計時に、部長が青ざめてしまったのです。

「伝票を見たら、請求額が100万円を超えていたらしくて、部長がびっくりしていました。どうやら誰かが1本10万円近い『ドンペリピンク』を頼んでいたらしく、しかも3本! 衣装の貸し出しも、無料なのは水着だけで、それ以外は1着5000円かかっていました」

 さらに朝まで飲み食いした延長料金がそこに加算され、結果、100万円という請求額に。驚きつつも部長は自分のゴールドカードで支払いを済ませ、山川さんを呼び出し、こう命じたそうです。

「この金額では会社に請求できないから、35万円ずつの領収書を3枚に分けてもらってくれ。1枚は今日の日付でいいけど、残りの2枚は、日付なしに。あと明日、お前の取引先の名刺2枚持ってこい!!」

 部長は、架空の接待をデッチあげて接待費として処理しようとしたわけで、違法行為。これには、山川さんもさすがにドン引きしてしまったそうです。

「忘年会経費では落とせないと判断したのでしょうが、まさかこんな部長の姿を目撃するとは思っていませんでした。お祝いだったので、それなりに豪勢な忘年会でも大丈夫だと思ったのですが、当日気が大きくなりすぎました」

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