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わずか4年で20回も転職した男が語る、20代がやるべき転職術とは?

学び

 20代のビジネスパーソンの中で、転職に興味を持つ人も多いのではないでしょうか? 最近は就職売り手市場と言われています。ですが、そう簡単に内定が出るほど甘いものではありません。当然、うまくいく人もいればうまくいかない人もいるのが現状でしょう。

ビジネスマン

写真はイメージです(以下同じ)

 今回、大学を卒業後に新卒入社で社会人デビューをして今年で4年目の吉田透さん(25歳・仮名)にインタビュー。吉田さんはこの年でなんと転職を20回しています。彼曰く、20代の転職は実績ではなくテクニックとのこと。詳しく解説をしてもらいます。

紋切型の回答ではダメ

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 未経験の業界・職種に応募したいという人も多いと思いますが、年齢を重ねるにつれて可能性は狭まるもの。吉田さんは、20代で未経験の仕事に就くにはコツがあると言います。

「例えば広告業界の面接に臨むなら、『どうしてもこの業界で働きたく、御社が過去に制作した広告を全部見ました。そして、ここが良くてここが良くなかったと思います。自分ならこうします』と意見を言うんです。この業界に入りたく独学で研究したことを相手に見せる。漠然と、『昔から憧れていて……』などでは定型文過ぎて相手にされません。

 面接では皆、少なからずハッタリを使いますよね。前職であるプロジェクトに参加しただけなのに『私はこのプロジェクトを成功に導き』とか。でも、20代の若造がそんなこと言っても面接官は『はいはい…』って感じることが多い。そういう求職者だらけだから、過去ではなく今何をやっているか伝えるだけでも目立てます。そしてこの方法ならやる気を買ってくれることが多いんです」

 確かに、通り一遍の志望動機を語る応募者の中に、彼のような人がいたら印象に残りやすいでしょう。過去に広告制作会社で働いていた吉田さんは、この方法で未経験からコピーライターの職を得たと言います。

「特に未経験入社の場合、入社するというより、潜り込むという意識でいくと身の丈以上の会社に入れる可能性が上がります。経歴を引っ提げ入社ではなく、やる気を買われ『じゃあこいつ入れてみるか』と思わせるのがポイント。

 20代ですごく仕事が出来る人なんてごく一部。まともな面接官ならそんなこと分かります。なので、『こいつはデキそうだ』と思わせるハッタリが効果的です」(吉田さん)

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