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日本の若者が政治に無関心な理由。女性ゼロ議会だらけの”おじさん政界”は異常

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政策担当秘書時代に気づいたこと

 そもそも堀場さんが「女性の政治進出」に着目したきっかけは、彼女の永田町での経験にありました。

「私は4年ほど、ある政治家のもとで政策担当秘書をしていました。そのときも周囲はほとんど男性ばかりで『女性の政策担当秘書は非常に少ない』と言われました。女性秘書のほとんどは私設秘書で、公設秘書である第一、第二、政策担当秘書は男性が圧倒的多数です」

 また、永田町で働いていて、周囲にはおじさんばかりで、「若者がほとんどいない点も気になった」と言います。なぜ若者は政治の世界に参加しないのか?

「供託金制度など若者が選挙に出馬しづらい環境もありますが、そもそも政党候補者になりたくても何が必要なのか学校で具体的に教えませんよね? 今の選挙候補者、とくに政党の公認をもらうには、各政党の県支部連合会(県連)でのお墨付きが必要です。候補者選びの多くはクローズドで行われています」

政治家が社会を変えられないのは本当か

東京の通勤風景

 また、大学生は就活やインターンなどで疲弊してしまい、自分の将来や社会問題について考える機会をなくしてしまっているのだとか。

「私自身、今、大学で講義を受け持っているのですが、大学生の目が本当にキラキラしているのは最初の1年間の半年だけだと多くの先生と話しています(苦笑)。それ以降は、バイトや就職活動、インターンに忙殺されている子がほとんどです。

 どうせ政治では社会を変えられないという認識が若者の間に蔓延しています。もちろん有名タレントや経営者の発言で、世論や社会が動くこともあります。しかし本当に社会を変える法律を生み出すことできるのは、政治家だけです」

 また、女性の政治参加については、「日本に女性政治家のロールモデルがいない」ことが問題であると語ります。

「小池百合子東京都知事や片山さつき議員など、日本の女性政治家の多くは、強い女性というイメージの人が多いですよね。もちろん彼女たちに永田町という“超男社会”で、強くあらねばという意識がある。それには強い女性像を打ち出さなければいけないのです」