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転職希望者が多い業種は?2位は「技術・専門職」、ダントツは…

学び

既卒者も会社規模は重視せず

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提供:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)

 既卒で就職活動を希望する人に「現在の就職活動で不安に感じていることはありますか?」と質問した結果を見てみましょう。

 一番多かったのは「やりたい仕事、自分に向いている仕事がわからない」(25.4%)。次いで「書類の書き方や面接が不安」(23.6%)、「経歴のブランクをどう説明するかわからない」(17.2%)、「そもそもどんな仕事があるのかわからない」(14.0%)、「相談できる相手が周囲にいない」(10.3%)となっていました。

 自己分析や業界研究、書類の書き方や面接だけでなく、既卒者は経歴のブランクについてどう説明したらいいのか、と不安に感じている人が多いようです。

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提供:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)

「現在の就職活動のご状況はいかがですか?」という質問では「かなり苦戦している」「どちらかといえば苦戦している」が合わせて79.2%と、既卒者の就活状況は厳しそうです。

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提供:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)

 また、既卒が「就職活動で大切にしていること」の回答として一番多かったのは「良好な人間関係」12.9%でした。次いで「給料」(12.8%)、「ワークライフバランス」(12.6%)、「休日の多さ」(11.9%)、「福利厚生」(11.1%)となっていました。

 第二新卒と同じく、会社の規模や知名度は重視している人は少ない傾向にあります。プライベートと仕事を分けて考える傾向があり、給料と同じくらい人間関係を重視している人が多くいることがわかります。

 今回の調査について株式会社UZUZ専務取締役の川畑翔太郎氏はこのようにコメント。

「就職する前は、企業の規模や知名度、安定性といった外部から見てわかりやすい特徴を重視しがちだが、実際に社会人として働いてみると『人間関係』や『ワークライフバランス・休日』『仕事との相性』といった項目を重要視する傾向にある」

 実際に就職して働いてみることにより、はじめて仕事に対する価値観が生まれて働き方の理想が固まる人が多いのだと考えられます。みなさんは転職するとしたら、何を一番重視しますか?

<TEXT/yum_ao>

【調査概要】
調査内容:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)
調査対象:対象:第二新卒・既卒・フリーターの就職活動中20代男女814名(既卒483名、第二新卒331名)
調査時期:2018年3月9日~2018年9月26日
調査方法:面談時にアンケートを実施

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