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転職希望者が多い業種は?2位は「技術・専門職」、ダントツは…

学び

 終身雇用や年功序列といった、古き日本企業のしきたりは崩壊しつつある昨今。転職はビジネスマンにとって身近な話題となっています。

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※画像はイメージです

 人材紹介業を運営する株式会社UZUZ(ウズウズ)は、20代の第二新卒・既卒・フリーターとして就職活動中の男女を対象に調査を実施しました。

転職希望者の多い職種は……

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提供:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)

 第二新卒で就職活動を希望する人を対象に「前職または在職中の職種はなんですか?」と質問した結果を見てみましょう。

 他の職種を引き離し、もっとも多かったのは「営業」で29.1%。次いで「技術・専門職」(12.4%)「サービス」(12.1%)「販売」(9.6%)でした。

「営業」「サービス」「販売」はノルマを設けられている場合があることや、教育体制が「見て覚えろ」というスタンスであることが原因となり、転職を考える人が多い傾向にあるとか。

「技術・専門職」は専門性の高い分野で、ミスマッチやスキル習得の苦戦が原因にあげられます。

転職希望者の多い業種はサービス残業が蔓延する…

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提供:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)

 第二新卒で就職活動中の人を対象に「前職または在職中の業種はなんですか?」と質問した結果を見てみると、「情報通信・インターネット業界」がトップで14.6%。次いで「建築・不動産業界」(13.6%)、「小売業界」(8.0%)、「自動車・機械・エレクトロニクス業界」(6.5%)、「金融・法人サービス業界」(6.5%)となっていました。

「情報通信・インターネット業界」はサービス残業が蔓延していることが原因となっていることが推測されています。また建設では「施工管理」職に、不動産では「投資用不動産の営業」職に離職者が多い傾向があるそうです。

企業規模と転職率はあまり関係がない?

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提供:「就職活動に関する調査」(株式会社UZUZ)

 第二新卒で就職活動を希望する人を対象に「前職(または現職)の企業規模はどのくらいですか?」と聞いた結果を見てみると、企業規模にはそれほど大きな差がないことがわかります。

 中小企業庁委託「中小企業・小規模事業者の人材確保と育成に関する調査」(2014年12月、野村総合研究所)のデータでは、企業規模が大きくなるにつれ離職者が減る傾向がありましたが、今回の調査ではその傾向は見られなかったようです。

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