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「母子家庭で育った僕は良い父親になれる?」2児の娘を持つ”パパラッパー”が回答

 東京大学中退という異色な経歴を持ちながら、明晰な頭脳を生かしマルチに活躍するラッパー・ダースレイダー(41歳)が、20代若人の切なる人生相談に答えます。

ダースレイダー

 8年前に脳梗塞で左眼の視力を失い「片目のおじき」と呼ばれる彼。昨年は「余命が5年」であると告白し、日本のヒップホップ界に衝撃を与えました。

 私生活では2人の娘の父親でもあるダースレイダー。今回寄せられたのは、「良い父親になれるか不安」という20代男性からの相談です。

Q.母子家庭で育った僕は、良い父親になれますか?

27歳・男性・公務員

「僕は母子家庭で育ったのですが、物心ついたときから父親はおらず、母親は毎日夜遅くまで仕事に行っていたので“家族で過ごした記憶”というのがほとんどありません。できる限り、苦労している母親に迷惑をかけないようにと生きてきました。

 今、27歳で独身ですが将来結婚したいという願望もあります。子供も作り、ごく普通の幸せな家庭を築きたいと思っているのですが、父親の存在がなかったので“正しい父親像”というものがいまいちわからず、ちゃんと子供を育てられるか、今からとても不安です。どうしたら僕は良い父親になれるでしょうか?」

A.生まれてくる子の父親は自分だけ。一緒に育っていくしかない

baby

※画像はイメージです(以下、同じ)

ダースレイダー:何かしらの理想像を作ってそれを目指すっていう発想もいいんですけど、子供が生まれたときは、親も0歳だと思って一緒に育っていくしかないかなと。

「こういう父親がかっこいい」と思っても、その人とその子ども、その家庭っていう環境の中で、それがベストなあり方なのかどうかっていうのは、その子の性格や、育つスピードによって変わるわけだから。

 その子の育ち方とか感性とかは、その子が育っていく過程でしかわからない。そういった意味では、一緒に育つしかないと思っているし、まさにこれから生まれてくるその子の父親っていうのは、世界に1人だけしかいないわけだから、そのロールモデルっていうものも存在しない。

 無理やりこういうふうにやってみようと型に当てはめていっても、それはズレてきてしまうから。自分に父親がいなかったってことをマイナスに考えて、自分には理想像がないとか、目標が立てられないって発想はよくなくて。

 どっちにしろ、これから生まれてくる子の父親は、自分しかできないわけだから、そういった発想で一緒に育っていくと。