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寒い季節こそユニクロ? ビジネスマンに相応しい秋冬アウターの選び方

学び

 のべ4000人を超えるビジネスマンの買い物に同行してきた「服のコンサルタント」の森井良行です。

 10月も半ばになり、衣替えの季節とともに、さっそく肌寒い日々がやってきました。現時点ではビジネススーツで対応できる気温ですが、数か月のうちにコートが必要になります! ビジネスファッションに合わせるコートの種類をご存知でしょうか?

ビジネスコーディネート10

 同じコートであっても、学生時代までに着ていたカジュアルとは着眼点が異なります。そこで、今回は若手ビジネスマンに相応しい秋冬アウターを教えます。

カタチ×素材!コート選びの掛け算

 ウール・カシミアなど、秋冬の天然素材を活かしたコートは見た目の暖かさに加え、実際暖かいのです。地厚な素材を使うことで「重ね着による防寒」を目的としています。これらの素材を活かしたビジネスコートの代表例といえば、チェスターコートではないでしょうか?

 ジャケットと同じく開いた襟型が特徴で、膝丈くらいまであるロングジャケットのようなデザイン。そのルーツは英国紳士がフォーマルで着ていたということで、ビジネススーツと相性抜群だったのです!

 同じくウール・カシミア素材とはいえ、漁師の防寒着をルーツとするダッフルコートのデザインは、カジュアルな印象を与えがち。また、海軍の防寒着をルーツとするPコートデザインは、ショート丈が多いため、コートからジャケットがはみだすリスクがあるのです。

テック素材を活かしたコートとは?

カシミアウール

 チェスターコートより昔から存在する典型的なデザインといえば、ステンカラーコート! スコットランドの地名を由来とする呼び名「バルカラーコート」が正式名称とされていますが、日本ではステンカラーコートと呼ばれています。

 もちろん、ウール・カシミア素材でつくられた物もあります。ところが、ステンカラーコートといえば、テック素材(防風・防水を考慮した素材)が多いというイメージが強くはないでしょうか?

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