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「天気予報なんて外れる」と言わせない。Yahoo!天気アプリが取り組む当たる確率を高める方法

ビジネス

「ビール指数」から「アイス指数」へ変更した理由とは?

ほかにも、洗濯や服装、紫外線など生活に役立つ指数情報をアイコンで確認できるようになっており、Yahoo!天気アプリのユニークな特徴といえる点だ。

夏にはアイスがおいしく食べられる度合いを示す「アイス指数」も表示される。

以前は、ビールが飲みたくなる度合いを表す「ビール指数」を出していたが、「Yahoo!天気アプリは大人から子供まで、幅広い層のユーザーがいるので、成人の限定されてしまうビールよりもアイスにした方が、夏らしい指数としてふさわしいのではという考えになり、今のアイス指数になった」と田中氏は説明する。

近年では警報級の大雨や台風、地震などの防災情報も、非常に重要視されるようになった。

Yahoo!天気アプリでは、2019年から「大雨警戒レベルマップ」と「大雨危険度通知」を提供し、気象庁から警戒レベル3以上に相当する災害情報が出されたときは、アプリのファーストビューに目立つように表示される仕組みになっているという。

大雨警戒レベルマップ

大雨警戒レベルマップ

「自分の身の回りの危険度や災害情報が、地図を見てわかるような仕様になっていて、危険度の高さも4段階に色分けすることで、どの場所が土砂災害や洪水の被害が出やすいかを可視化しています。また、ヤフーには『Yahoo!防災速報』というサービスもあり、さまざまな防災情報をプッシュ通知で受け取る設定が可能になっているので、あらかじめ警戒レベルに応じた避難行動をイメージしておくと、災害時にも迅速に動くことができるでしょう」

「みんなの天気」の投稿件数を増やし、天気予報の精度向上を目指す

今後も利便性の向上や機能追加など、「粛々とサービスをよくするために尽力していく」と田中氏は述べる。

「ユーザー同士で天気や災害情報をリアルタイムに共有可能な『みんなの天気』を、もっと普及させていきたいと思っています。今よりも投稿件数を増やし、リアルタイムの天気情報が集まってくれば、天気予報の精度の改善につながり、より正確な情報を届けることができるので、これからもユーザーの快適な生活をサポートしていけるサービスを目指し、頑張っていきたい」

単に天気予報を知らせるだけでなく、ユーザー視点に立った情報を提供する姿勢があるからこそ、Yahoo!天気アプリが多くのユーザーに親しまれているのだろう。

毎日使うお天気アプリとして、さらなる飛躍が期待される。

<取材・文・撮影/古田島大介>

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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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