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「幻覚かと思った」激務でLINEの未読放置を繰り返した新人エンジニアを驚かせたのは…

コラム

仕事などに忙殺されている時、つい冷静さが失われ周りが見えなくなることが少なくありません。忙しさのあまり、判断力や心の余裕が著しく低下することがその要因のようです。今回は、新人エンジニアが多忙を極めた挙句大切なものを見失いかけたエピソードです。

多忙なビジネスマン

※画像はイメージです(以下同)

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どんどん溜まる未読メッセージ

 社会人1年目の海斗さん(仮名・23歳)は、大学を卒業し、上京してシステムエンジアとして就職した会社の仕事が多忙を極め、ほぼ毎晩終電で帰宅する状況が続いている。最近では自宅に帰ってもシャワーを浴びて仮眠程度の睡眠だけで翌朝始発近い電車で出社することが増えてきた海斗さん。

そんななか、大学時代の友人の大輝さん(仮名・23歳)は、上京して1人で暮らす海斗さんを心配して、しばしばLINEで連絡をくれていました。その内容は「仕事どう?」や「あの漫画の新刊読んだ?」など、他愛のないものでしたが、海斗さんはあまりの多忙さに、それすら返信することができないことが少なくありませんでした。

「大輝は地元で1番仲が良かった友人で、気を遣わずに話せる存在でした。上京して1人で暮らしている僕を心配してくれていることは薄々感じていましたが、気を許しているあまり、LINEも放置しても大丈夫かなという気持ちも少しありました」

 海斗さんは、当時の状況をそう語ってくれました。

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