地味な作業こそ重要

マーケティングの仕事は想像しているより地味かもしれませんが、地味だと思われる部分にこそマーケティングの重要なポイントが詰まっているんです。

例えば、マーケティング部門の若手は毎日多くの会議があり、議事録を取ることからはじめます。議事録をまとめていくなかで、「どうしてこの部長はこの発言をしたのだろう」という疑問を持ち、その問いに対して自分なりの考えを持つことは成長のきっかけとなります。優秀な方であれば会議中にすぐに疑問を持ち質問ができますが、私は頭の回転が早い方ではなかったので議事録を確認しながら発言を振り返り、意図を探ることで得た学びは数多くありました。

パッケージやホームページの細かいチェック作業も重要です。パッケージの表記が1文字間違っていただけで、すでに販売しているものを回収する必要がでて会社に大きな損害を与えます。商品に印刷したものは特に取り返しがつかないことになるので、どのあたりで間違いが起きやすいか、自分なりに経験を積んでおくことが役立ちます。

地味そうに見える仕事を通してスキルを身に着けましょう。自分がやらなくてもいいやと思うことを一生懸命やってこそ、チャンスが来ることを覚えておいてください。