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「彼氏と最近別れたんだよね」と言われたら?【一流マーケターになる方法〜マーケティング視点で見る世界〜】

コラム, 学び

日本で一番売れているヘアケアブランドLUXのブランドマネージャー、Doveのブランド責任者などを経て独立した、株式会社Brandism 代表取締役社長 木村元(キムラ・ツカサ)によるコラム。「一流のマーケターになる方法」というテーマについて、経験談をベースに語ります。

一流マーケターになる方法〜マーケティング視点で見る世界〜

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今回連載をすることになりました、株式会社Brandismの木村と申します。初回なので簡単に経歴を説明します。

兵庫県出身で地元の神戸大学を卒業後、ユニリーバ・ジャパンという消費財メーカーに就職し上京。新卒で営業部門の配属になり、その後異動でマーケティング部門に所属し、海外勤務の経験や日本で一番売れているヘアケアブランドLUXのブランドマネージャー、Doveのブランド責任者、ユニリーバが買収した会社の社長を経て、独立しました。

一流のマーケターになるには?

さて本題に戻ります。

「木村さんのように一流のマーケターになるにはどうしたらよいでしょうか」という質問をよく頂きます。私自身は今も「一流のマーケターになった」と自負しているわけではありませんが、主に20代の方に向けて「一流のマーケターになるには」というテーマでお話いたします。

結論から申し上げると一流のマーケターになる方法はありません。ただし、マーケターとして経験を積むにあたってプラスになる経験はあったので、私の経験ベースでお伝えします。

あらゆる人に興味を持つ

好奇心 興味を持つ

※画像はイメージです(以下同)

私のマーケティング職としてのキャリアは、シャンプーやトリートメントなど基礎化粧品がほとんど。扱っていたのは、女性向けの商品ばかりでした。

もともと関心があったのはスポーツブランド。女性向けの商品については、就職するまで深く考えたことがなかったので、「なぜこの商品を消費者は購入すると思う?」と聞かれて若手の頃はすぐに答えることができませんでした。

活躍しているマーケターに多いのが、自分が対象ではない幅広いことに興味をもっているということです。男性である私が、女性対象の商品のマーケターとして活躍できたのは、女性の行動や思考をできるだけ追う習慣を身に着けることができたからです。

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