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「彼氏と最近別れたんだよね」と言われたら?【一流マーケターになる方法〜マーケティング視点で見る世界〜】

コラム, 学び

表面的な購買理由だけでは消費者を理解できない

ブランドバッグ

©︎Creative Lab / Shutterstock.com

例えばブランド物のバッグを女性が購入するときに、「有名ブランドだから購入した」「おしゃれだと思ったから買った」といった表面的なことだけを見ていても消費者のことは理解できません。

この事例でいくと、有名ブランドをなぜ欲しくなったのかという背景が大事。さらに、有名ブランドが複数あるなかでなぜこの会社を選んだのかを考えることが大事です。

一見ブランド物の購入とは関係ないところに消費者のインサイト(本質)があり、そこに商品購入につながるポイントがあることは珍しくありません。

仕事であれば消費者調査がありますが、それだけでは消費者を理解するのに不十分です。幅広い年代にできるアドバイスとしては、周りの人の話を良く聞いてみようということです。

人間は聞くよりも話すことが好きな方が多い

カフェ 会話

幸いにして、人間は聞くよりも話すことが好きな方が多いため、質問をすると快く答えてくれます。

私の場合20代の頃は会社のメンバーに限らず、様々なバックグランドを持つ人と交流することが少なくなかっため、年齢や職業がバラバラな方々と話す経験があり、様々な視点を得ることができました。当時先輩たちからも「プライベートの交流の延長で、色んなインサイトが得られる。仕事での消費者調査で得られる情報には限界があるよ」と言われていたので、プライベートの延長で色んな人に興味を持つようにしていました。特に扱っている商材が女性ターゲットだったこともあり、自分の既成概念などを取り払い、客観的になることを特に意識していました。

現在は結婚しており、友人家族と飲み会やホームパーティーをする際に、自分とは異なるバックグラウンドの方々と話して様々な視点を手に入れています。最近だと、Z世代や、シニア世代など、自分とは異なる世代の方とも積極的に会話をするようにしています。

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