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夜の会社には真実が…入社前に「ブラック企業を見抜く」ノウハウ10選

学び

10.オンライン化が進んでいるかチェック

 10つ目のブラック企業を見抜く方法は「オンライン化が進んでいるかチェックする」です。オンライン・データ化が進んでいない会社は危険度が上がります。資源も無駄遣いですし、効率の悪い紙・FAX・ハンコなどを使う風潮が強く残っている会社は、それ以外のことでも非論理的な意思決定を下す可能性が高いです。

 もちろん業態によってはオンライン化が難しかったり、どうしてもデータに移行できない場合もあります。例えば不動産業界では、物件を所有する大家さんが高齢でFAXしか使えず、それに合わせてFAXを使用するといったケースも多く見られます

 そのため、この方法を利用する際には「同業界の他の会社と比較してどうか?」という視点でチェックしてみると良いでしょう。

ブラック企業を回避するには

ブラック企業

 ここまでがブラック企業を見抜くノウハウ10選でした。盛りだくさんでしたが、今回お伝えしたノウハウを駆使すれば、危険な会社にあたるリスクはグッと抑えられるはずです

 冒頭でもお伝えしたように、ブラック企業の定義は人によって異なります。そのため「あなたにとってのブラック企業はなんなのか」を明確にしていくと、より良い就職・転職活動ができるはずです。

 また、ブラック企業への入社を回避するためには「面接で正直に話す」ことも重要です。ある程度正直に話しておけば、自分の考えと合致する企業に入りやすくなり、結果的に「自分にとってのブラック企業」に入社するリスクは下がります。

 正直に話した結果、お見送りになることもあると思いますが、変に取り繕った自分で無理に入社するよりはずっと良いでしょう。今回紹介したノウハウと合わせて「面接で正直に話す」ことも、ぜひ意識してみてくださいね。皆さんの就職活動が成功することを心より応援しています。

<TEXT/岡本 啓毅(株式会社UZUZ代表)>

株式会社UZUZ代表取締役社長。1986年、北海道出身。アラバマ州立大学ハンツビル校を卒業後、ITベンチャーでの勤務を経て、若手人材に特化した就業支援を行う同社を設立。就職の悩みを解決できるYouTube「ひろさんチャンネル」の登録者は4万人を超える。
Twitter:@okamoto_uzuz
就活情報メディア:「第二の就活

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