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運航開始から10年…LCCピーチ「初の中距離国際線」に乗ってわかった期待度

暮らし

 2022年は日本にLCCが誕生して10年が経過した年となりました。日本を代表するLCCとなった「Peach Aviation(以下、Peach)」と「ジェットスター・ジャパン」の2社においてこの10年でのべ8500万人を運びました。これは人口の7割近くが搭乗したこととなり、航空業界にLCCが浸透したことを改めて感じることができました。

Peach

早朝出発便のPeach機

 日本で初めてLCCとして運航開始したPeachは、昨年末の12月27日に、新機材のエアバスA321LRにて、関西国際空港とバンコク・スワンナプーム国際空港を結ぶ初めての中距離路線を開設し、10周年の年を締めくくりました。

新規顧客層を開拓…Peachの動向

 Peachは年間を通じて多くの頻度でセール運賃を掲げ、海外も含めた日帰り旅の「0泊弾丸運賃」や一定期間内国内線乗り放題となる「Peachホーダイパス」、国内外の目的地をガチャが決める「旅くじ」など独創的な商品作りで老若男女の新規顧客層を開拓してきました

 コロナ禍が続いているとはいえ、行動制限もなくなり、2022年8月以降はようやく国際線が再開しました。

バンコクへのPeach新規路線が開設

Peach

関西国際空港に並ぶPeach機

 日本の空はANAとJALの大手2社で輸送力の7割近くを占め、大手以下の5位までの輸送力順位は、3位Peach、4位スカイマーク、5位ジェットスター・ジャパンとLCCが2社入ります

 LCC4社の中で、PeachはANAグループの会社であり、JALグループでは3社(ジェットスター・ジャパン、スプリング・ジャパンとZIPAIR Tokyo)になります。特に似た路線構成のジェットスター・ジャパンとは一番の競合相手であり、これからは中距離国際線でZIPAIR Tokyoと新たに競合することになります。

 年末に関西国際空港からバンコクへ新規路線を開設したPeachにとり、6時間を超えるフライト時間になる路線の就航は初めてのことになります。実際の機内の様子はどのようなものであったのか、実際に搭乗した筆者がお知らせしたいと思います

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